第三セクター |
阿武隈急行 8100形
福島駅にて 02/08/25
阿武隈川に沿って、水と緑の“あぶくまの里”を走る阿武隈急行。
富野駅にて 09/11/15
車体カラーのホワイト、帯のブルーとグリーンの爽やかな色彩に運転席部のブラックが映えます。
側面では帯のカラーが車体を彩っていました。
福島駅にて 12/06/23
早速入って行きましょう。
まずは全景から。2両編成の中手前が連結部、向こうが運転台方向です。
阿武隈急行の車両はいわゆる軽快気動車ではなく電化ならではのJRと同等の車体。
そのため空間としゆったりとしており、車両中央両側にはクロスシートが配されております。
車両中央部はご覧のようなクロスシートが左右に展開。
JR車両と同じ背ズリ下段は斜めに詰物が構成された基本形クロスシート。
表地の赤とフレーム塗装色の茶色がよくマッチしております。
座り心地自体は望むべきものではありませんが、
メンテナンスがいいのか経たっているようなこともなく、問題ありません。
出入口横ロングシート隣は2人掛ロングシート。
02/08/25当時
09/11/15当時
運転台に近づいてみます。運転台そのものは軽快気動車のような簡易的な仕切りとなる壁面で囲まれています。
助手席側は中央の貫通路部分を挟んで大きく開放されたような感じになっており、
丸パイプで構成される仕切とロープで業務員用のスペースであることを区分しています。
運転台手前には運賃回収箱がありますが、ツーマンで運転することも多くカバーが掛けられています。
でこれが運転台横にある助手席です。本当に簡易的な折り畳み式。
運転台壁面に掲げてある運賃表示器は02年当時はLED式電光表示器でしたが、
最新の液晶表示式へと進化をしておりました。
運転台そのものはこんな感じでした。いわゆる国鉄時代の車両の雰囲気。
ちょっとワンマン運転には向かない高運転台式。
運転台横の出入扉は引戸で、ステンレス面そのままの簡素な仕上げ。
ホームに対応したのでしょうか、昇降箇所に段差が見られます。
扉横には寒冷地ならではの開閉用ボタン。
対してこちらは連結部寄りの出入扉で、両開きでした。
その傍らにあるのがこの整理券発行器です。ちょっと高さが低いかな。
いずれの出入扉にあるこの階段状の段差。ホーム高さにあわせている?
槻木寄の車両、運転台付近にはトイレが設けられております。
出入扉すぐ横というのが多くのケースかと思いますが、
こちらはロングシートを置いてその更に横にトイレが配されています。
そのトイレ横のロングシートは優先席の扱いとなっておりました。
表地もJR東日本と全く同じ表地を採用。
でっかく禁煙のマークが貼られた扉がトイレの扉。
その手前に見えているのは・・・
縦型のゴミ入れでした。
こちらは連結部の様子です。モノレール車両に見られるような構造で
妻壁が貫通型となっており、幌に覆いかぶさるように車両壁面が構成されています。
手前の腰掛はすべてロングシートとし、福島近郊区間の通勤通学需要にも対応しています。
消火器も収納できるほどの大きな巾があるいわゆる妻壁部分。なんでまたこんな構造?。
妻部にあるのがこの長ーい7人掛ロングシート。
出入口とは化粧が施された仕切によって区分され、充分な装備。
天井はこんな感じです。左右に空調が分かれているのが特徴でしょうか。
すっきりとした感じですよね。
晩秋の富野駅を出発しました。(1分29秒) ダウンロード[abukumakyuko_tomino-st_start.avi](74,272KB) |
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