第三セクター |
京都丹後鉄道 KTR8000形「タンゴディスカバリー」
数ある第三セクターの中でも、一級の優等列車が走る京都丹後鉄道。
JRまで乗り入れを行い、存在感があるのがKTR8000系です。
まずは車両外観から。
綾部駅にて 1999/08/13撮影
外観はこの車両のシンボルカラーとなる淡いグリーンがとても綺麗です。
そして車体側面には画像にもある丹後半島をかたどった
イメージが描かれています。
豊岡駅にて 2016/05/05撮影
淡いグリーンが変わらず美しい。
車端部ラウンジ部分は大きな展望の窓を持っています。
出入口付近にはロゴ。なんだか変わっていますね。
では乗車してデッキへ進みます。
オフホワイト基調の出入扉。
扉横に分別ゴミ箱が用意されている箇所があります。
少しだけ出入に段差があります。
客室方向デッキでは両開きの扉に、
当初はこのような喫煙コーナーが左手に用意されていました。
壁面のディスカバリー銘板がいい雰囲気ですよね。
1999/08/13撮影
現在では左右ともに機器収納スペースとなっています。
後ろを向いて続くデッキ空間を眺めています。
右手には洗面台、左手には男女兼用トイレが見えています。
男女兼用トイレは車椅子ももちろん対応可能な大型引き戸。
やや低い位置、車椅子では届く範囲に開閉押ボタン。
対面の洗面台右手のやや下壁面には小さなゴミ箱が。
目隠しにはカーテンをどうぞ。
では中の洗面台ですが、小さ目の水受けに自動水洗の蛇口。
通路側と同じゴミ入れが洗面台側からも入れられます。
妻部から見るとトイレ横には大きな姿見もあるんですね。
洗面台奥は男子小用トイレとなっています。
では客室内へと入りましょう。
オフホワイトの天井にグレー基調の腰掛と床面。
両側にフリーストップリクライニングシートが展開します。
レール方向にカバー付きの照明が続き明るく照らします。
さらに荷物棚にも等間隔で照明が仕込まれています。
側面窓も大きく切り取られています。
妻部の様子です。青みがかったグレーの壁面がお出迎え。
扉上部にはLED式電光表示器。号車表示と横1行スクロールによるご案内。
1人掛腰掛がある車両側は扉は両開き。
京都寄運転台方向は貫通できる構造。
運転台裏も眺望確保のため大きく前方方向に窓が切られています。
進行方向によってはテーブルがないため、
天板が木目の特別なテーブルが用意されています。
そして運転台と運転士腰掛です。
今後は逆に豊岡方向の運転台方向を見てみます。
こちらには特別に自由な空間であるラウンジがあります。
ではラウンジへと入りましょう。
運転台から客室方向を向いて撮っています。
手前中央に大きなレーブル左右にはなにやら湾曲するパイプが見えます。
テーブルはこちら。脚付きの曲線のあるものです。
海側がこちら。フラットな部分も大きく、
腰を掛けることも可能。
山側にも同様にありますが部分的。
なお運転台とは簡単な押戸で仕切られているだけ。
腰掛に座ってみましょう。
1999年当時はご覧のような感じ。
遡ってもさほど変化はありませんが枕カバーの色は違いますね。
グレーをベースとしたモケット地に枕カバーが掛けられています。
背面テーブルにインアームテーブルと、なかなかの機能充実。
実際に座ってみると、クッションは硬めでそれほどバケット感はないものの、
疲れないような座り心地を期待できます。
ただ経年のためかかなり経たりが出てきているは残念。
中ヒジ掛は・・正直長方形の棒です。。
特筆すべきはこの枕カバー!なんと丹後ちりめん製で出来ているのです。
丹後ちりめんといえば高級品。贅沢ですねえ。
片側は丹後半島イメージ。反対側は丹後ちりめんとちゃんとロゴが入ってPRしています。
背面は網袋と裏面が窪んだちょっと珍しい背面テーブル。
網袋はごく普通の仕様ですが十分収納します。
肘掛テーブルは側面からはその収納状態が見えます。
見えることを普通は嫌うのですが、これはわざと見せているのでしょうか。
使用感としては、ジュース置きなもので?という感じでした。
1人掛もレール方向に連続して2席。登場当時はこのような配置は少数派でした。
どちらもシートベルト付で、身障者の方も気がねなく使用できます。
車椅子からの移動を楽にさせるために完全に通路側に向けることが可能です。
車椅子を固定するのはロープ。
なお運転台側にある1人掛は身障者用ではなくて運転台スペースとの兼ね合いから
通路確保のため1人分のみとなった模様。機能は変わらずです。
なお運転台側にある1人掛は身障者用ではなくて運転台スペースとの兼ね合いから
通路確保のため1人分のみとなった模様。機能は変わらずです。
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KTR8000形 丹後リレー6号 天橋立行き 20160430撮影。 (2分4秒) |
KTR8000形 普通 西舞鶴行き 20160430撮影。 (42秒) |