第三セクター

ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)7000形


有明駅にて 04/10/17

都心と臨海副都心を結ぶ都市型新交通機関。


有明駅にて 04/10/17

先頭部にFRPを使用してスカートと一体感ある形状としています。


有明駅にて 04/10/17

公式HPによると、臨海部の環境から新交通では初めてステンレス車体を採用し、
シンプル感によるマテリアルと美の融合を図ったとあります。



早速入って行きましょう。


まずは1・2次車までの車内。新交通システムとして
通勤車両のイメージとの違いを出すためにオールクロスシートを採用しています。


次に3次車以降の車内。出入扉空間に片側にロングシートを配置。
乗降性を高めるための配慮と思われます。


天井の様子です。平面な天井に左右サイドに照明と空調のラインが続いています。


なお各車両の中央天井にはLED式の次駅名を表示する車内案内表示器有り。


側面の窓は熱線吸収ガラスを使用した大型の固定窓で、開放感溢れるものです。


出入扉は片開きでもちろん車椅子も通過可能な程よい大きさのもの。
扉の上部はほとんどが窓となっていてここにも先ほどの窓との一体感を感じます。


出入扉のそばにそれぞれ緊急用の乗客用インターホンを各車両に2箇所設置してあります。


出入扉のすぐの腰掛背面は握り棒はあるものの、背ズリそのまま。


腰掛そのものは厚みはあるものの、バケットタイプではなく単なる装飾の縫いの引き込みがある程度。


ロングシートはあれ、これまた平べったい座面ですねぇ。
一応座面にはバケットらしきものはありますが。
当然出入扉との間には仕切板が設けられておりますね。


車両連結部に機器収納箱が設置されており、そのため腰掛はここにはありません。


この壁を無駄なく下のほうには専用の消火器収納スペース、
それから都合上吊革を下げれないためここには立席者のための木目フェイクの横棒も渡してあります。


さあ、今度は先頭車運転台方向を見てみましょうか。
前面窓が大変大きな3次曲面のガラスを採用することで、
外観からの印象に軽快感を持たせました。


運転士腰掛を兼ねた腰掛背面はこの通り。機器収納も兼ねております。
なお上には立席者のための金属製丸パイプの横棒が付いてます。


本当に台の上に詰物が入ったクッションを貼り付けた、といった感じの腰掛でございます。
基本無人運転なため、運転台にはカバーが通常被っており、一般の乗客もここに座れます。
路線の性格からか、意外にカップルにも人気みたいな感じが、します。


こちらは上の腰掛の反対側。助手席腰掛は省略されており、いわばここが一番の特等席。
奥に見える赤いのは消火器ですね。黄色はなんでしょうか。


実はハシゴなんです。高架の上を走る新交通システムならではですね。
黄色のシールにはこの上に足を乗せるな!とあります。(笑)


最後に1編成中間車2両にある車椅子スペース。
車椅子の方が乗車の時にはこのように腰掛を収納しておくことができます。
その際には右手の握り棒につかまれるようになっているんですな。
これを腰掛として使いたいときは、右下の・・・


ロック解除ボタンを押して座面を手前に倒します。


するとこんな感じで簡易的な腰掛になりますです。



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