JR東日本 |
205系(埼京線)
新木場駅にて 04/10/17
6ドア車を組み込み、有数の混雑路線に対応する埼京線205系。同時に方向幕からLED式にも変えられました。
それではまずロングシート車両から。
登場して以来基本的な仕様は変わってはおりませんが、両側に並ぶロングシートの表地は変わっております。
側面の窓は戸袋窓はありませんが、なかなかの採光性で明るい車内ですね。
その腰掛は背ズリ表地に□の模様で定員着座を誘導する着座ポイントを記した緑色。
ですが背・座ともバケットタイプではなく、スタンジョンポールもなく、
乗客の思う位置で座ることができるため、ぜんぜんこの誘導がうまくいっていないように思います。
腰掛そのものは据え置き式でやや座面が床からの高さが低いように感じます。
なお、以前はこのような茶色の表地を身に纏っていました。
車端部は3人掛腰掛。どちらがどちらに合わせているのかは判りませんが、
床の茶系統の色彩と同じく腰掛仕切板としてはあまり無い茶色の化粧板の仕切板仕様です。
天井の様子です。蛍光灯はそのままの姿となっており、
必要箇所のみに空調機器があるその様子には、
少なくとも天井にまではこの頃のデザイン感覚が働いていなかったように思えます。
出入扉です。扉そのものは銀色の化粧も施されていないもの。扉上部は広告枠です。
妻部はこんな感じです。決して車体側面とは一体化されていない機器収納箱や消火器置き場。
そして優先席はこんな出っ張りがでた空間に存在します。
また妻壁はきちんと白の化粧を施されているのに、なぜか貫通扉は素材感たっぷり。なぜ?
で、そのJR東日本共通の表地を纏った優先席。
お次は6ドア車両を。
山手線で使っていた205系から6ドア車両を抜いて埼京線に持ってきた6ドア車両。
腰掛仕様や雰囲気は山手線で活躍していた当時のそのままのものとなってます。
やたらと左右の壁面には扉が並び、腰掛は全てが収納式腰掛。
そしてデフォルトが立席であるため車両中央にいくつもの握り棒が立ち並びます。
扉と扉の間隔が狭く、側面の窓は戸袋分を除いた縦長の独特の仕様となってます。
妻部は腰掛が無いほかはロングシート車両と差異は見られません。ただまたしても扉(^^;
これがその収納式腰掛。腰掛の背ズリ両端には仕切のためのヒジ掛もついてます。
腰掛の両側にあるグレー色の箱はおそらくここで腰掛の混雑時の腰掛引出し防止のロックの機構が組み込まれているのでしょう。
そしてその上のシールには「平日10時まで腰掛は使用できません」との注意書きが書かれています。
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