JR東日本 |
215系
横須賀駅にて 02/04/07
オール2階建車両215系。これぞ世界的にも大都市で鉄道が発達した都市東京ならではの車両でしょう。
先頭の愛嬌のあるお顔に対し側面はあっさり。
シンボルマークもありあり。
側面からみると2階建の迫力を感じますね。目一杯高さが上下に拡がっています。
そんな車両のため窓はこんな感じですよね。
それでは一般席から見ていきます。
そうですね。まずは2階建階下席から見ていきましょうか。
片持ち固定クロスシートがずらりと並ぶ風景が続きます。
2階建のため照明は結構ぎりぎりの位置に存在していますね。
そんな照明は窓寄りにあります。荷棚は枕木方向に横に設定。
敢えてレール方向でないのはこの車両のデザイン的な意図がたぶんあったんでしょうね。
もしくは荷棚で窓がいくぶん隠れることによる室内の暗さを嫌ったのかもしれません。
階下席の腰掛です。妻壁に接する腰掛はこのように妻壁式固定腰掛となっています。
中央の腰掛はフレームがちょうど枕部分を覆うように支えています。
その枕部は正方形に近い形の目立つ存在。クッション性はそんなになく硬めです。
2階建部分デッキ周辺の様子です。
デッキ側には立席者のための握り棒が取り付けられております。
完全なデッキではないもののデッキ空間が存在するのは最大座席供給を行うこの車両ならでは。
出入口に専用の照明が設定されているのはさすがは。
JR東日本首都圏の近郊型車両では珍しいくずもの入れもしっかりと。消火器もここです。
なお妻壁方向の風景はこんな感じ。左手には優先席が設けられていますね。
優先席はJR東日本共通の赤に斜め縞模様の表地。
3・8号車階下席妻部トイレ前にある身障者腰掛を含む空間です。
身障者腰掛はこんな感じ。通路側にはもちろんベルト装置がつけられています。
車両によっては一般車にもカード式公衆電話が設けられております。
片側は階下席への連絡階段は存在しません。
階段を上がって
今度は階上席へどうぞ。さすがは階上だけあって明るい感じもします。
車端部は出入口設定のためどうしてもホームと同じ高さとする必要があるため、
階上席は車両中心が高い床となった仕様となっています。そのため両端に階段が存在しますね。
階上席の照明は階下席とは違い通路側にあります。たぶんこれは窓側に車両限界のため設定できないからでしょう。
階上席も階下席に同じ腰掛仕様となっています。
妻部はご覧の通りホームと同じ高さでの床高さで腰掛が配置されております。
あとグリーン席にもあるのですが、1行のLED式電光表示器が妻壁に掛けられております。
ここでは荷棚はレール方向のようです。
窓はここでは一般的な長方形ですね。カーテンはロール式でシンプル。
なお、一般車ながら貫通扉も優等列車並にブルーの化粧板が貼られた豪華仕様です。
腰掛の基本仕様は2階建にある腰掛と変わらないのですが、いつくか変更点が。
まず気づくのは背ズリ表地。こちらでは真中の白い部分が背ズリを縦に貫いてはいません。
それから枕部が細長い長方形になっています。
次はグリーン車です
まずはデッキからご覧頂きます。明らかに一般車とはことなる出入扉。
乗降性よりも客室空間を限りなく取るため必要最小限の扉幅となっていますよね。
5号車にある設備類ですが、ここにグリーン車専用設備が集められています。
左手に見えているのが男女兼用トイレです。
洗面台です。
それではちょっと狭まめの階段を上がった階上席へと上がりましょう。
一般席とはまた違った落ち着いた空間がそこには広がっていました。
これはグレーを中心とした配色がきっと大きく影響しているでしょうね。
腰掛はフリーストップリクライニングが左右に並び、爽快な光景となっています。
車端部の様子です。階段には間接照明が取り付けられています。
さすがはグリーン席であるため、近郊型車両ながら妻壁等すべて広告類は見られません。
妻壁にあるLED式電光表示器です。これは一般車とは変わりませんね。
窓側の様子です。荷棚はこのグリーン車では設定がありません。
噴出し口が見えていますね。これはもうちょっと処理があっても良かったのでは。
天井に目を向けてみれば照明は通路中央に集められているほか、
各座席毎に読書灯とスポット空調が設定されています。
階下席はこちら。階上席と仕様は全く同じです。
さて腰掛です。近郊型車両ながら中ヒジ掛も備えたもの。
バケット形状や引きこみはおとなしめですが、各部はピンと張ったエッジ感のある腰掛。
腰掛は据え置き式。ヒーターも完全に脚台の中に仕込まれています。
よくみると斜めに前にケコミ板が倒れているのは少しでも足元スペースを広げる配慮です。
背面としては背面テーブル、それからマガジンラック式です。
荷棚がないのだからせめてここにはアミ袋を設定したら良かったのではないでしょうか。
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