JR西日本 |
283系「オーシャンアロー」
基本編成
新宮← □+□+□+□+□+□ →新大阪・京都
6 5 4 3 2 1
G F F F F F
3号車新大阪・京都寄には展望ラウンジ、5号車には女性専用席が設けられています。
10/12/11 新宮駅にて
京阪神から南国へのリゾートへ行く気分が盛り上がる鮮やかなブルー。
先頭車両の顔はイルカのイメージのこの車両は南紀の海をまさに泳ぐイメージです。
海岸沿いぎりぎりのカーブも多い沿線を高速で抜けるため「制御付き振り子」を採用。
側面は連続窓として見れる美しい外観。
外観のブルーの色を壊さない窓まわりの配色は好感を持てます。
車両によっては「OCEAN ARROW」の文字が躍っています。
これは3号車の展望ラウンジ。足元もにもさらに窓が切られていますね。
6号車先頭車の顔はこちら。運転日によっては付属編成連結もあるためこんなお顔です。
ではデッキから見て参ります。
出入扉付近の様子です。窓枠も小さく意外に外観のイメージとは異なるこじんまり感ですね。
2両おきにある洗面台の様子です。
コンパクトながら完全に仕切られた空間は落ち着いて利用ができる空間です。
鏡面にある照明の輝きはこの空間では目を引く存在。ここだけなぜに凝ったのでしょうかね。
でもその位置故に箇所によっては暗くなってしまっているところもあり。
洗面台そのものは一般的な樹脂製の受皿にハンドソープが傍らに置かれています。
下方を見ます。サニタリーボックスの表示と沢山の穴が空いたパンチングメタル。
今後は4号車の多目的室のある車両デッキまわりをご覧頂きます。
まずは同車は車椅子対応車両となっていることから当然出入扉も車椅子が通れる大きな扉。
デッキのさまざまな設備が集まる空間を撮影しました。
左手は男性用小用トイレと多目的室、右手には車椅子対応の大型トイレと洗面台。
もちろん車椅子の方も押しやすい高さに電動開閉ボタンがあります。
男性用小用トイレの対面壁面には足元まである鏡が壁面に取り付けられていますね。
6号車のデッキでは飲料自動販売機が用意されています。
小型ではありますが車内販売を待てない方は是非。(笑)
専用の空間ですっぽり埋まっています。
さていよいよ?3号車の展望ラウンジでございます。
半々室程度の空間ではございますが完全に客室とは違う空間。
いまご覧頂いているのは新大阪方面に向かっての壁面の様子です。
左手が海ということで右手壁面の中には眺望に問題のない位置に飲料自動販売機が収められてます。
対してこちらが新宮方面の壁面。扉には窓はなく客室とは分けて考える思考が伺えます。
右手にはパネルディスプレイがあり、沿線案内などをしているようですが・・・使っていますか?
山側は海の眺望のために一段海側に対してステップが設けられ高くなっています。
そのため眺望に気を取られていると踏み外すこともあるわけで・・・
そんなことがないように邪魔にならない程度に柵が腰掛前に設けられています。
夜間はこのようにステップの段差を活かして照明がついています。でもここまで?
海側は外から見た通り窓が足元にも開いていて解放感がさらに広がっています。
特にテーブルとしては使うことはないのでしょうが、窓に沿って波型のテーブルもありました。
さてこちらが展望ラウンジ4席だけの特等席。
腰掛そのものは背・座ともフレームに表地を貼った程度のものではありますが、
天気が良ければ南紀の素晴らしい海岸線を望むことができます。
いよいよ客室内へと進みます。最初は普通車から。
車内全景です。こちらは腰掛表地が紫色となっている車両です。
窓の日除けは今では少数派となってしまったカーテンを採用。
車内全景です。こちらは腰掛表地が青色となっている車両です。
前述の紫色の腰掛表地車両とは交互に色違いとなっています。
さて天井ですが一般的なレール方向の明るい照明ではなく、
等間隔のスポット照明のみで、荷棚の下の照明がむしろ車内を照らし出します。
側面の窓の眺望性を考慮すると基本的には外からの採光重視であり、
それを妨げないような客室内の照明であるようです。
でも昼間はそれがとてもいい効果を生んでいるように思いますが、
ちょっと夜間は全体感としては暗く感じてしまいますね。
荷棚下にわりと大き目なスリットが切られそこに直接照明が照らし出しています。
それでは普通席腰掛ですが全体的な印象はともかく華奢な感じですよね。
背ズリもクッション性はなく座面とともに座り心地は少し硬めな感じです。
ソデ体はいかにも樹脂で覆いました、というような安っぽい素材感はちょっと・・・。
この腰掛には背面テーブルはなくインアームテーブルとなっています。
まぁまぁの大きさのテーブルではありますが、弁当箱を乗せてふたを・・狭いな。
背面はというと背面テーブルがないのでなんだかすっきり見えますね。
網袋が小さ目なのはなにかのデザイン事由?ちょっと残念です。
背ズリについているのはドリンクホルダー。
ちょうど物を掛けるのにはいい高さ故、「鞄等の重いものを掛けないでください」と注意書きが。
車端部の様子です。こちらは4号車ですので車椅子対応の大きな扉です。
大きな扉に対しては小さ目な縦スリットの窓枠。ラウンド形状が柔和な雰囲気を生みます。
身障者用1人掛腰掛です。腰掛の基本仕様は2人掛に同じですが、
片側ソデ体は跳ね上げが出来るようになっています。
背面は背ズリ真ん中にドリンクフォルダーが。これは・・
3号車展望ラウンジ側の車端部ではラウンジと完全に空間分けをするために扉には窓はありません。
扉上部のLED電光表示器です。号車番号・車両区分・スクロール式案内などが並びます。
腰掛前には簡単な隅用テーブルも壁面に用意されています。
次はグリーン車です。
まずはデッキまわりから。1号車のデッキは普通車のそれと違い壁面に横の握り棒が用意されています。
ちなみにその反対側にあるゴミ箱。ちょっと入れずらかった。
今度は1号車グリーン車全景です。
車内全体がさらに普通車よりも雰囲気の持った空間となっています。
茶系統の腰掛表地と床面の暖色系統の絨毯がその空間を保っています。
また3列のゆったりとしたこの腰掛の配置ももしかするとそのように見せるのかもしれません。
絨毯にも「OCEAN ARROW」の文字が。
天井を見上げるとここは車両中央部分のスポットライトは普通車と同じですが、
荷棚から直接照明で腰掛を照らすことなく逆に天井に向かって照らし出しています。
その変わり荷棚下には読書等が用意されていました。
そうですよね。そうでないとちょっと夜間は暗いですものね。
普通車と同じように大きな窓枠にはカーテンが備えられています。
車両中央には腰掛配置が千鳥配置で切り替わる接点にこのような仕切が設けられています。
これは進行方法によっては着座前の隅用足掛がない腰掛が出てくるため用意されています、
車端部はご覧の通り特に特徴的なとこはありませんが、
腰掛の配置に合わせて扉の位置がかなり右に寄っているのがわかります。
もちろん妻壁には隅用足掛が用意されています。
夜間の撮影であるのが非常に残念ではありますが、大開口の前面展望。
さてグリーン車腰掛です。大柄のこの腰掛に身を沈めるとがっしりと包み込んでくれます。
こちらは1人掛腰掛ですね。2人掛と仕様差はありません。
ソデ体はインアームテーブルを収納する以上に大きなサイズ。
普通席とは異なり側面には腰掛と同じ表地が貼られているお陰で高級感が増しています。
背ズリ枕部はご覧の通り左右に切り込みが入った変わった形状で、
左右に握るためのきのこが生えています。
このためここだけが少し華奢に見えてしまうのは私の印象でしょうか?
背ズリ枕は可動可能な柔らかな感覚の枕。意外と気持ちいいですよ。
さて背面ですが普通席同様テーブルはなく、下の網袋のみの設定です。
小さく見えている白いポッチは帽子などを掛けるフックです。
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