JR東海

JR東海 381系「しなの」



名古屋駅にて 07/05/03

振子車両に必要とされる軽量化と低重心化を図った車体構造となっていた381系。


やっぱりこの2色でしょう。


クリーム色だからこそグリーンマークがひょっとして似合うのかもしれません。




普通車


デッキ空間は床面もデコボコしたどうにもすっきりしない空間。


洗面台の様子です。壁の横窓は最近はあまり見ることが出来なくなってしまいました。


客室に整然と両側に並ぶリクライニングシート。
雰囲気的には経年を感じることは否めないものの、その涼やかな並びがまたいいですね。
ただ車内壁面にところどころダクトが天井まで伸び上がっているのが残念なところです。


天井としては直接照明ではありますがもちろん照明カバーも有り、
それも両側にあるため明るい車内を保っております。


妻部はこれはなぜかクリーム色いや黄色に近い妻部壁面色はなぜなのでしょうか。
デッキと客室を隔てる扉がレバー式であるところが今となってはいいフルさを感じます。


窓の日除けはカーテンではなく回転式レバーのブラインド。
阪急にある鎧戸とはまた違った趣ですね。


窓側壁面にある収納式テーブル。壁にすっぽりと収納されますが、ディテールはいまいち。


かと思えばこのように窓側取付のものも存在します。


腰掛は基本深いブルー、そして真ん中をクリーム色の装飾の引き込みのある横筋ライン。
この背・座ともにある横筋によって腰掛を引き締めております。


残念ながら腰掛の位置によっては窓側にダクトが足元に来る場合があります。



グリーン車


それではグリーン車車内へ入ってみましょう。
普通車とはまるで違う雰囲気は見ものです。全体的に暖色系の色使いがそうさせているのでしょう。


車端部です。車内の雰囲気に合わせてこちらの妻壁は非常にシックな色合い、木目。


窓はカーテンでした。ここらあたりに昔は普通車と特別車との違いを設けていたのでしょうね。
同じく窓側には天板の色は違いますが、先程普通車でも見た壁面の収納式テーブルが見えています。


隅用テーブル・隅用足掛と一緒に展開してみました。
いずれも重厚感のある機器類です。隅用足掛は右手のようにさらに展開するとモケットが張ってあります。


天井の様子です。こちらは普通車とそう変わりがありませんね。


さすがはパノラマ。前面開放の運転台は非常に展望がいいですね。


運転台です。


そして速度表示器。速度だけ表示しているところが堪りません。


腰掛を見ます。今の時代となっては小振りで背ズリが低く感じますが、
逆のこの重厚感はまさに昔でいう動く応接室でしょう。


中肘掛は見られません。腰掛の装飾としても引き込み線が背・座ともに1本のみです。


背面はどうなのか。背面テーブルとアミ袋がきちんと用意されていました。もちろん足掛も。


ああ、これは堪りません。側ヒジから展開するサイドテーブル。飲み物程度は問題なく置けます。


グリーン車必須のアイテムブランケットも用意。


special thanks yoshida氏



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