JR西日本

419系


金沢駅にて 01/10/14


敦賀駅にて 06/10/01

583系定期寝台電車特急から改造された近郊型電車。
この「食パン列車」は外観もその面影は残りますが
車内はまさにそんな雰囲気が漂います。


敦賀駅にて 06/10/01


敦賀駅にて 06/10/01


行き先表示は方向幕。




まずは折り戸の扉から入るとしましょうか。
狭い入り口はもともとは寝台車であるが故の乗降性よりも車内空間を確保するのが大事でした。
内側に折りたたまれます。安全のためにロープもついていますね。


足元は大きく黄色の警戒色で段差の注意を促しています。
確かに大きな段差がありますよね。扉が内側に折りたたむ分だけの形も独特です。


中間車にある出入口にあるちょっと容量は少なめの縦型収納式「くずもの入れ」。


先頭車運転台すぐ裏手の様子です。業務員用の扉は中央で必要最低減の大きさ。ちょっとだけ運転台側に窓があるだけ。


ロングシート一部は西日本共通の表地である優先席表地のロングシートが用意されています。


敦賀寄の先頭車にトイレがあります。本当は左右であったんですが、左は業務員用室として封鎖。
使われているのは右側のトイレだけです。


ここで天井の様子です。上段ベットがそのまま収納されているので、
高い天井に左右に大きくカバーだけが張り出した感じとなっていますね。


その下に荷物棚が取り付けられ、さらに吊革も取り付けられています。


車内全景を見渡せばこんな感じ。クロスシートが並ぶ車内に吊革が不自然な感じで垂れ下がっています。


車端部はご覧のように中間車では両側ともロングシートが配置されています。


敦賀寄の先頭車では上記のトイレが大きく場所を取るため、出入口の横は2人掛のロングシート。


窓もここにはありませんし、ちょっと閉塞感が漂います。


もちろん全部がそういうわけではなくてこのような小窓はありつつ、3人掛のところもあります。


そのロングシートの横には透明の樹脂の仕切りが上部についています。
北陸という冬季は寒冷地を運用されることを考えての配慮かと思います。


金沢寄の先頭車にはご覧のように機器で仕切られた不思議な通路となっている箇所も。


場所によってはこのように扉の関係ですぐ横の腰掛は出入台腰掛となって頑丈に扉と区分。
その割には左手はいきなり横のロングシートと面白い配置となっています。



連結部はもちろんこのように幌でわざわざ両面引き戸も取り付けられています。


今度は窓に注目。車両中央部はそれぞれの寝台を彷彿させるような横長の大きな窓。


ただ車端部は都合上合わないのでここは小さな小窓となってしまっています。


固定クロスシートなのですがそのままの過去のフレームをうまく利用しているようです。
なので本当は背ズリのあわせ同士はそんなにスペースは要らないと思うのですが広々。


座り心地はクッション性が柔らかい分意外にも嫌われない範囲かと思います。
ただ背ズリ角度は明らかに不自然なのでずっと座っていると疲れますね。


なお窓には日除けではなくカーテンが両側に用意されていて、これで日除けをします。
今の近郊用の車両ではまずお目にかかれないようになりましたね。


面白いのはその窓の下にある小物置き場。車体壁面に埋め込んでちょっと飛び出しています。
でも横に長いのでそれなりに置けますし、今となっては腕を逃がすスペースともなっています。


間に挟まれるはこのテーブル。意外や重宝します。


最後にロングシート。座り心地はクロスシートと同じ。基本3人掛を組み合わせて配置されています。



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