JR四国

8000系 「しおかぜ」「いしづち」


高松駅にて 04/04/30

とにかく言葉がいらないカッコ良さではないでしょうか。


松山駅にて 04/04/30

直線的に続く流れ。


側面は帯状の黒地に窓が続きます。これが連続したデザインに見させてくれます。


出入口付近はLED式の案内が表示されています。号車や指定/自由席の区別が判ります。


あれ?連結される側の顔は・・・



まずはデッキまわりから


まずは運転席付近のデッキ。客室からの眺望を確保するため客室との壁にはすべて窓が存在。
そして多客期だけではなく、デッキに前面の眺望を楽しむ乗客が居ることであろうと
きっと想定して取り付けられたに違いない横棒がその窓の下に続きます。


運転席です。支柱で支えられた運転台は独立した大きな空間。


さてこちらは乗客が出入口する扉。側面の形状に合わせて扉も斜めですね。


ゴミ箱はやや低い位置に設置されています。喫煙車にはこのように灰皿も。


8号車にあるデッキに存在する業務員スペース。
わざわざ化粧された仕切りまであり、スポットライトまである奇妙な空間になっています。


車両によってはこのように自販機が設置されています。


洗面所にトイレです。特に洗面所は3鏡面の豪華な仕様。


それでは客室の中へと進みましょう。



一般車


さあまずは全景から。斜めの車体の形状によって側面の窓が天井に向かって斜めに立ち上がります。
入った瞬間その空間のデザインに惹かれることでしょう。
もちろん壁面の白壁や腰掛の紺の寒色系の色彩だけではなく通路の黄色がかった
クリーム色の色彩が全体をまとめた秀逸な色彩感覚ではないでしょうか。


天井も間接照明ではありませんが、照明カバー自体がデザインされ間接照明のように輝きます。


車端妻部へと近付きましょう。中央通路の先にはデッキと客室を結ぶ扉。
扉自体も左にスリットがきられデザイン的にもここにも手が入れられています。


その窓はそれ自体が大きなもの。


車両によっては1席分窓が足りない場合があり、その場合はこんな継ぎ足しがありました。


扉上部はLED式の電光表示器。号車・指定/自由区分・時刻表示・到着駅案内を行います。


先に見た運転台側の妻壁の様子は客室から見るとこんな感じです。


その妻壁にある隅用テーブルと足掛です。のちに見て頂く腰掛には足掛があるため、
進行方向によっては着座前に足掛がない状態になるため用意されています。

腰掛はと言うと、


こんな感じ。爽やかな印象を受けますよね。それはきっと白をフレームや取手に用いているから。
そして側面の側ヒジ掛や背面テーブルも白色で統一されています。
シートピッチはやや狭いものの足掛が普通席にも用意されています。
ただこの足掛、ちょっと収納のための反発性が高過ぎるきらいがあります。


短距離的に特急も気軽に使われる四国ではバリアフリー的発想の前から
このように握りやすい取手が付けられ乗降製に気を配っているものと思われます。


最後に足元を見て下さい。天井がすっきりしている反面窓下にはこのようなダクトが飛び出たでっぱりが。



グリーン車


マークも神々しいグリーン車へと進みます。


岡山寄り先頭車の5分の3程度を占めるグリーン車は松山寄りのデッキから入ると
このように普通車を通ってグリーン車と書かれた特別の空間へと入ることになります。


上の扉向こうグリーン車の妻部はこんな感じでした。まったく違う色彩の妻壁があり、
白の扉にあくまでも落ち着いた配色となっております。もちろん隅用テーブルも足掛もグリーン車仕様。


普通車とまったく違うのは腰掛の大きさ。大きな腰掛が車内に堂々と存在し、
それがまた天井に向かって斜めに迫る車内空間とあいまって余計その大きさを実感します。
また中央の通路は普通車とは違いグレーの絨毯敷き。空間の違いを醸し出しています。


天井はグリーン車では間接照明でした。あくまでも上品なイメージ。


その天井に合わせるような荷棚。棚底には半透明の樹脂が用いられさらに部分的にスリットが入っています。
またグリーン車だけにこの荷棚の間あいだに読書灯が設けられていますね。


さあて腰掛です。派手ではないのですがその包み込んでくれる座り心地と大きさ。
そこが8000系のグリーン席の最大の特徴ではないでしょうか。
瀬戸内海側には1人掛、石鎚山側には2人掛が設定されております。


背面です。網袋、背面テーブルも大きいのですがそれ以上に背ズリが大きいので普通サイズに見えますね。


足掛はひっくり返すと絨毯敷きの靴を脱いで置ける面が現れます。画像は収納状態です。


側ヒジ掛はグリーン席によくあるモケット張りではなく樹脂製カバーが全体を覆っております。
このへんは評価が分かれるところでしょうね。



8000系「いしづち」高松駅出発前の案内。(55秒) ダウンロード[8000-takamatu-ishiduchi-guide.rm(486KB)]




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