JR九州

817系


外観は815系に似た感じがする817系。しかしながら車内はさらに進化されたCT。



早速車内に入っていきます。

運転台方向をみております。ユニット化された運転台は815系に類似していますが、
曲線を多用することによって無機質な印象を与えないような配慮を感じます。


こちらは車端部のトイレですがよく見ると上部が切れております。
ユニット化もここまでくると割りきりの良さを感じます。


まだまだ注目すべき点はたくさんあります。たとえばこの吊り革。
従来の車両ではこの車端部分は吊り革の設定は無しかまたは正方形に近い形で
出入口の向き合う形で設定されているのが当たり前でした。
ところがそんな常識をはるかに打ち破り円形に設定されています。
出入口付近には実際には乗客が立席となる場合が多いですが、
このように円形の吊り革を採用したことによってより吊り革を利用するチャンスが
広がった意味で非常に大きな変化をもたらすのではないでしょうか。


さて注目の腰掛ですがまずはこの転換式腰掛。
一つ目に目を奪われるのはその素材。
転換式腰掛でありながら木材、しかも白木を採用し、かつクッション表地には本皮を使用。
近郊型の車両としてはいままでにはなかった新機軸がたっぷりと盛り込まれています。
またデザイン的にも注目です。取手は従来の意識を打ち破り、その形状は丸い輪のよう。
色彩的にはどうでしょうか。白木に革の黒の色がまた映えているかと思います。


側面から転換腰掛の枕部を見るとこのような感じです。
本皮による物の良さもさることながら、大きく膨らみを持たせることで頭を包み込みます。


背ズリ下部に目を移してみると注目すべき点が一つ。肘掛。
従来肘掛というのは中は見れないものでしたが、これも割りきりのひとつか白木の肘掛が
半分にされた肘掛の上にのっている感じのもの。


さて今度は出入口付近にある補助腰掛です。こちらも補助腰掛でありながら白木で製作。
もちろんラッシュ時には乗降をスムーズにさせるために背面にあるランプで
使用可否をしめしてくれます。また当然のことながら白木そのままでは着座時には耐えられないので
クッション材が本皮の表地でありながら背・座どちらにもあります。

上記画像は全てMihama氏ご提供の画像です。



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