8600系 「しおかぜ」「いしづち」

高松駅にて 2015/09/14

レトロフューチャー。前世期の近未来的デザイン。

SHIOKAZE/ISHIZUCHI。

メタリックな外観が側面を占めます。

外側にも開閉ボタン。

まずはデッキまわりから

松山寄1号車の様子です。
連結部寄出入扉内側には客室空間と同じオレンジを採用。
扉付近には同じオレンジ色で各種握り棒が備えつけられています。

寒冷地というわけでもないですが開閉ボタンを標準装備。
上が開ける下が閉まるです。

トイレの壁面を活かしてくずもの入れ。

こちらは車椅子対応可能な大型のトイレが備え付けられています。

車椅子の方も押し易い位置に出入扉同様の大型ボタンが。

トイレ内もおむつ交換台も含め多機能に、清潔感あるよう造られていました。

このためトイレ前はほぼ通路とデッキ空間となっており、
壁面にちょっとしたテーブルと握り棒がある他はありません。
ユーティリティスペースとして思い切っての空間づくり。

壁面にはコンセントまで。ここで充電する？

洗面台も壁に向かってオープンな形で姿が見えています。
ただしカーテンで仕切ることは可能です。
洗面台そのものは超シンプル。

洗面台横にはくずもの入れが用意されています。

なお奥に男性のためのトイレも備え付けられております。

また洗面台の対面には荷物置き場が設けられています。

小さ目ながらスーツケースなど客室に運び入れにくにものは助かりますね。

デッキから客室側入口を見るとこんな感じ。
荷物置き場は完全に目隠しされています。

先頭部寄出入扉はご覧のように車椅子の考慮は無く必要最低限。
連結部寄同様、扉上部には監視カメラ付きですね。
運転台側にもきちんと握り棒が設けられているのは立派。

運転台の様子です。

高松寄2号車の様子です。
連結部寄出入扉内側には客室空間と同じグリーンを採用。
どうやらこちらは車椅子は考慮せず一般的な狭い乗降口。

もちろん足元にはくずもの入れ。

大きな姿見までありました。いろいろ考えられていますねぇ。

こちらの車両のデッキは大きい特徴としては自動販売器があること。

自動販売器隣は男性専用トイレ。

自動販売器対面は男子・女子兼用トイレ。

さあ客室です

松山寄1号車の様子です。
オレンジ色の腰掛表地が眩しく、まわりの壁面のオフホワイトの対比がいい。
床面通路も木目ツートーンで面白いですね。

オレンジは瀬戸内の温暖な風土・愛媛をイメージしたとのことで、
暖色の温かみが確かに表地の色彩から伝わってきます。

ヒジ掛前頭部にはコンセントが用意されています。

窓側壁面も一部木目調となっています。
ここは拘る必要があったかなぁ？

また背面にはテーブル、ドリンクフォルダー、網袋、
取手、コートフックなど機能満載です。
足掛は反発力が強いかな、という印象。

背面テーブルにはさまざまな編成案内が記載されていますが、
コンセント位置は珍しい位置にあるのか、詳しく記載有り。

運転台寄妻壁はJR四国の今までの車両同様、助手席側前方には壁面に窓が用意されています。

妻壁にあるのは隅用テーブルと足掛。

連結部寄妻部はこんな感じで右手の車椅子スペースが広く感じます。
もちろん車椅子が通過できるよう扉は大型。

車椅子スペースのベルト装置と掴まれる丸パイプが秀逸。
ただ非常通報装置が少し紛らわしいかな。

フルカラーLEDの電光表示器で見やすいですね。
また1号車ではここ妻部は身障者用腰掛が配置されています。

側ヒジ掛は跳ね上げ式で、その支点がV字交わり部分ではなく、
やや前方の位置にあるところが新鮮です。
まぁ強度的にこのようになっているのでしょうけれど。

壁面にはシートベルト装置が用意。

高松寄2号車の様子です。
ライトグリーン色の腰掛表地が鮮やかながら穏やかさを感じます。

腰掛仕様としては差異はありません。
こちらのグリーンは穏やかで美しい四国の自然・香川をイメージ。

側面窓は1枚を2つに日除けの立て柱が分けます。。

天井はスリットの入った直接照明と荷物棚透かしから零れる照明と。

レール方向車両中央天井にはこのようなLED式電光表示器が設置。