JR東日本

E127系100番台(大糸線)

NO.773 / 12.08.18update


松本駅にて 06/06/27

登場時より帯色は変化はありません。


出入扉です。こちらには帯は用意されていないようですね。


外から窓の中が連続窓風なのですが支柱が見えていてちょっと残念。


扉横には出入扉開閉用ボタンと、ワンマン運転を前提とした
乗車扉表示などを表示する電光表示枠、方向幕もLED式電光表示器ではっきりと明示。



入って行きましょう。


まずは全景。松本近郊は通勤通学需要もありますが穂高への観光需要もあることから、
恐らくこのように片側クロスシートも備える車内配置になったのだと思われます。


天井はフラットでその両側に空調口が設けられていました。


客室から見た窓枠はほかの壁面同様オフホワイトの化粧となっており、
また外観とは違いますね。


出入扉です。特に化粧もなく金属面そのままの外観はちょっと殺風景かな。
扉右手には扉開閉用ボタンが用意されています。


妻部の様子です。一般席・優先席の違いはありますが、
妻部には3人掛腰掛が設定されています。
寒冷地らしく貫通路には両車両に貫通扉で両引き戸。


アルプスを望む進行方向穂高方面左手にクロスシートが用意されています。
背ズリも少し低く、座り心地もいまいちではありますがそれでもあるだけ嬉しいですね。


出入口にある3人掛腰掛です。首都圏の通勤車両同様の仕切りはちょっと味気ない。




99年当時の車内の様子です。

NO.126 / 99.04.10up


松本駅にて 穂高駅にて 99/4/6



入って行きましょう。


運転台の方からの車内の様子です。 (一番手前の身障席は入っておりません。)
手前右手にあるのは身障者対応のトイレで、
壁にはワンマン運転のための運賃表も掲げれられています。
奥にはロングシート、クロスシートが続いています。


今度は上の撮影ポイントを写してみました。左には大きなトイレがあります。
奥の運転台入口には運賃箱も設置出来ます。
出入口に対しここは広めの空間を取り、乗降し易くなっています。

腰掛を見ていきましょう


これがクロスシートです。背、座ともバケット形状にて構成されており、
座り心地としては合格レベルのものでした。
若干薄めな感じがするのはいかしかたないことでしょう。
それより残念なのは、この車両が眺望を意識したデザインであるのに、
腰掛と車体壁とがあっていないことです。
上の画像でも見事に仕切りが着席したときにその横にきて、
見えにくいのはコストダウンも考えられた車両ではしょうがないことでしょうか。


こちらは実際にクロスシートに座ってロングシートを見たところ。
この斜めの視線としてはいいが、真横からロングシートに着座している人に
ずっとみられているという感じがしてしまうのは座席配置上
どうしても残る問題です。気にしなければいいんですけどね。


肘掛けです。肘当てはクッション性のある発泡樹脂で出来ています。
肘を置いてみても痛く、冷たくなくいい感じです。


脚台部です。片持ち式なことから脚元はかなり広いです。


ロングシートです。3×3の6人掛ロングシート、
バケットタイプになっており、クロスシートと同等の座り心地です。


こちらは3人掛ロングシート。左が妻部のもの、右がクロス裏のものです。
仕切板はかなり大きく、高いもので、これなら座席に座る乗客も
立席者を意識しなくていいですね。
整理券発行機も高い位置にあって取り易いです。



優先席はこちらです。このモケットの柄、色は好みの分れるところでしょう。


天井の空調、照明はかなりシンプルとなっており、
とくに照明は装飾はなく簡易なものですね。


いかがでしたでしょうか。地方の近郊用新型電車としては
昨今のニーズを汲み上げた車両と思いますが、
少し大都市と同じ発想での艤装内容に少々不満の残るところです。

ただこれで省エネルギー化が進み、また乗客の方の
新車に置き換えによる乗車機会が増えればいうことないですがね。



他のページも見てやってください。