JR東日本

JR東日本 E231系500番台(山手線)


大崎駅にて 04/12/27

E231系「500」番台ながら山手線というJR東日本の代表線区に投入されたハイテク車両。



まずはロングシート車両からいきましょうか。


先頭車中央に下ります。まずは全景からご覧頂きましょう。
両側にはロングシートが展開。中央の通路部分は白色の床となっており、照明の光が反射してます。


天井はラインデリアというわけではなく必要箇所のみ送風口が顔を覗かせています。
デザインよりもコストを取ったといった感じでしょうか。照明もカバーなしそのままです。


出入扉も素材感たっぷりの化粧板が張られていないもの。
そして車内で一番ハイテク車両だと皆が感じられるのが扉上部の液晶モニター。しかも2つ!


2つあるうちの1つはこのように路線図や扉開閉や停車駅などの案内、そしてもうひとつは広告などの情報提供です。
どこかで鉄道車両でのひま潰しに広告を見るというのを聞いたことがあります。
たしかに何気に私も見ていますね。広告媒体としてはとても注目が集まるものなのではないでしょうか。
モニター自体も液晶でとても綺麗で滑らかな表示。これが通勤車両で2つも付く自体になったんですねぇ。


ではロングシート。ライトグリーン基調の背ズリに深緑の座ブトン。腰掛表地はいい感じだと思います。
さて、座り心地はどうでしょうか・・・、ちょっと先発の車両達に比べて底付き感が和らいでいるようです。


仕切りは超混雑の加圧にも耐える極太板。


側面の窓はUVカットの熱線抑制されたはめ殺しの1枚窓。
2枚のユニットではなく1枚で済ませています。ここにもコスト意識が感じられます。


今度は運転台方向を見てみましょうか。


運転台すぐ横手に扉が来ており、腰掛設定がありません。


中央には大きな窓。きっと前面展望者のための配慮でもあるのでしょう。握りやすい横棒が渡してあります。
逆に運転士側には窓はなく完全に壁とし、右の乗務員用の扉も必要最低限のものになって
車内からの遮光のための壁、前面展望のための大きな窓、業務のための設備、
それぞれの条件を満たそうと考えると、なるほどこのような仕様になるのかもしれませんね。


連結部方向を見てみましょうか。右手には優先席が設定され、左手は車椅子の方のための空間が用意されています。


おなじみの表地の優先席。車端部は3人掛が一般席の場合でも用意されています。


もちろんそのための横棒が空間全てにわたって壁に取り付けられています。



次は収納式腰掛車両にいきましょうか。


では隣の車両へと移ります。山手線500番台の特徴でもある収納式腰掛が搭載された6ドア車の2両のうちの1両。
撮影が平日の朝であったため腰掛はきっちり収納されており、車内が広々とした感じですね。
右の写真はさきほど居た先頭車両側を妻部方向に見ています。貫通扉は省略です。


車内中央にある縦の棒。立席の方が掴まる棒であります。まわりは滑りにくい波状の樹脂が巻いてあります。


6ドアであるため壁で有る部分は狭く、窓も荷物棚も短いですねぇ。(^^;


ずんずん新宿方向に歩いていくと有る貫通扉。本当に必要最低限にしか貫通扉はありません。


最後に収納式腰掛。座ブトンの裏面となる板が白い樹脂が張られており、このように収納された状態のとき意匠面となります。
腰掛の両側の樹脂製の箱の中には収納をするための機構と時間帯によって運転台から開閉をロックする機構が収まってます。


左手にはランプのついているときは使用できます。」
右手には「平日の10時まで座席は使用できません」という文面でシールが張られています。



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