JR東日本 |
E257系「あずさ・かいじ」E257系500番台「しおさい・あやめ・わかしお」
松本駅にて 03-04-05
雪吹雪く中、新宿からの旅を終えて松本駅構内に側線に入ったE257系。
松本駅にて 04-12-12
白馬 ← 11号車□□+□□□□□□□□□1号車→ 松本
基本9両に2両を増結して運転されるあずさ。
これは9両編成側の貫通扉のついた顔の様子です。非貫通の顔に対してちょっと強面?
真っ白なベース色に中央東線のイメージ、ぶどうなどのイメージが込められた外観色カラー。
東京駅にて 06-01-04
東京 ← 1号車□□□□□5号車 → 銚子・安房鴨川他
500番台では房総半島を意識した色使いということで菜の花の黄色が随所に使われています。
基本は5両ですが2編成を併結して多客期・時間帯は対応しています。
入って行きましょう。まずはデッキからです
9号車にあるフリースペースです。もともと9号車自体も喫煙車ではありますが、
車体側面がガラス張で構成されており、晴れた日の一服は最高な空間でしょうね。
狭いながらもテーブルが中央に設けられています。
こちらは上の写真の反対側の様子。バー式のベンチシートとなっております。
出入扉を内側から見ています。外観は白一色でしたが内側はこの通り赤一色。
扉直前のストライプの床の先にはなにやら黄色の警戒色。これは滑り止め防止です。
それから扉の左右には壁が凹むような形で握り棒が両方に取り付けられています。
ゴミ箱はこちらの一角に設けられています。もうちょっと高い位置だと投入しやすいんだけど・・
缶と一般ゴミは分別されるようになっており、缶は別の投入口から廃棄します。
なお、雑誌はこちらの投入口から。
こういうタイプもございます。
出入口側の同じ面に雑誌投入口と缶・一般ゴミが設置されています。
こちらは5号車と10号車にあるカード式公衆電話コーナー。
出入口の横ながら締め切ることはできませんが、空間として立派に存在します。
同じく5号車と10号車にあるソフトドリンクの自動販売機。
出入口の横でちょっと窮屈そうながら設置されています。
7号車にあるのがこちらの多目的室。残念ながら中を拝見することはできませんでしたが、
気分が悪くなった人や、赤ちゃんを連れたお母さんの授乳、性別に関わらず着替えなど
車掌に必要な際に申し出れば使用することが可能です。
1両置きにある女性・男性兼用のトイレです。扉は木目調となっていて引き戸仕様です。
さて、こちらが上のトイレの反対側となる洗面台です。
通路側が気になる人、またメイク直しなど気にされる女性に配慮して、
仕切りとしては黒のカーテンが用意されています。
洗面台そのものは人工大理石の最近よく見られるタイプ。
左手奥に見えるハンドルのようなものは水温調整を行う回転ノブです。
最後に9号車にあるフリースペースです。ジョイフルトレインにあるスペース空間みたく、
丸パイプを曲げたパイプに詰物と表地を巻いた簡単な腰掛となっています。
9号車そのものも喫煙車ではありますが、ここフリースペースも喫煙可能です。
さてそれでは客室内へと進みたいと思います。まずは8号車にあるG車から。
E257系では半室グリーン仕様となっているためちょっと狭いのかな、と思っていましたが
こうやって見ると印象的にはそうは見えないのは不思議ですね。
室内壁面は木目調のシートが化粧板として貼られており、
後でご紹介するF車とはちょっと趣きが異なりますね。
腰掛表地もいろいろな色は混じった表情ですが全体的に中央の通路床絨毯も含めて地味目。
照明は間接照明ではありますが、木目調の色彩がの反射を抑えている感じです。
妻部は妻壁が全面にわたって木目調であるためなおさらその印象を強く感じます。
そんな中で腰掛背ズリの黄色の枕カバーは全体にワンポイントを作っており、好印象を与えております。
折角妻壁へと近寄りましたので妻部の紹介を。まずは正面の貫通扉は上から下まで摺りの入ったガラス窓付。
その上部にはLED式電光表示器が掲げられています。
停車駅などの通常の案内のほか沿線情報やきっぷ情報などタイムリーな情報も展開可能です。
隅用テーブルと隅用足掛です。テーブルは正方形に近い大きめなサイズ。
隅用足掛も大きめで写真では絨毯が張ってある裏側ですが、
表面は靴を脱いで寛げるよう腰掛と同じ表地が張ってあります。
8号車グリーン車用にあるデッキの洗面台です。
仕様としては前述の普通車用の洗面台とは変わりはありませんね。
そして2人掛腰掛のグリーン席。脚台は1本足で片側は窓側にかかっています。
まずは通路側腰掛は前部は表地で完全に包まれており、後部も樹脂カバーで保護されています。
このために実際に着座する人も手をおいても冷たいことはなく上質なヒジ掛となっているのではないでしょうか。
背面は大きめな背面テーブルがまず枕部に収納されており、その下はマガジンラックという構成です。
さらにその下を隅用足掛が持ち上がって収納されているのですが、その大きさゆえに存在感を感じますね。
この写真で注目して欲しかったのは枕部にある取手。
握りやすいかどうは別にして黒々とした取手が揺れた車内での移動の際には活躍します。
さあて基本となる普通車で〆ましょう
まずはさておき車内全景からでしょうね。
2人掛フリーストップリクライニングの腰掛がずらりと続きます。
G車同様腰掛表地前面は2色の表地を使い、こちらはちょっとポップな感じの表地。
車両毎に違うのは天井近くの車体曲線形状に明るい中間色を使用していること。
あまり定期運転の車両ではお見かけしないピンクやライトグリーンなどの軽い色使いが
車内の雰囲気を楽しく演出しているように思います。
上のピンクとこのライトグリーンだけでもずいぶんの雰囲気が違いますよね。
天井の様子としてはご覧のような感じ。直接照明を奥の方から車両中央に向かって
照らし出すことで間接照明風としていること、
また間にレール方向にスリットを入れて暗くなりすぎないように配慮するなどがなされてます。
荷棚はちょっと面白いんです。通路側から見てちょっとだけ手前はおそらくアクリルの樹脂で透かし仕様。
荷物棚が残りは樹脂で完全に覆われているため、上からの採光とデザイン性を考えたのでしょうか。
ところがここまでデザイン性は高いと思っていたのですが、
この荷物棚の下に取り付けられたスポット空調はあれ?といった感じ。
よく自動車部品としても見られるようなヒーターコントロールの噴出口。
結構天井は拘った仕様となっているだけにここは残念だなぁ。
側面の窓となります。嵌め殺しの長方形の窓に手前にはロールカーテン用の細い支柱が設けられてます。
妻壁の様子です。オフホワイトの白々とした妻壁が清涼感を感じます。
これがあればこそ他の部位のポップな色使いがうまく生きてくるのかもしれません。
貫通扉はG車同様上から下までの縦長の透かしが入った窓付。LED式電光表示も同性能です。
妻部にある隅用テーブルです。腰掛仕様に合わせてカップホルダーも付いてますね。
おまけにマガジンラックもあるのでその置き場を工夫したのかテーブル下につけて
実際には雑誌はテーブル高さより高い位置に来ることで取りやすくしています。
なおフリースペースがある号車の妻壁だけはちょっと特別です。
透明のポリカーボネイトらしき透かしが少しだけ入った薄い壁が仕切りとなっています。
さあて腰掛で〆ましょうか。フリーストップリクライニングの2人掛腰掛はピッチも座り心地もほどほど。
ヒジ掛にはすっかりおなじみとなったリクライニングボタンと座面スライドのレバー。
なおヒジ掛そのものは樹脂でありますが、シボがかかっているので思ったほど冷たい感じはしません。
ヒジ掛側面はご覧のように白の塗装がなされた鋳物でなかなか複雑な形状をしています。
背面を見てみましょう。背ズリからはみ出そうなくらい目一杯大きな背面テーブル。
背ズリ上部には長方形のしっかりとした取手が付きました。
それからその背面テーブルの下には樹脂枠の背面テーブルとなぜかカップホルダ。居るの?
それからその背面テーブルの下には樹脂枠の背面テーブル。
こちらは1人掛身障者用腰掛となります。ベルト装置が付いているほかヒジ掛が跳ね上げ以外は一般に同じ仕様です。
とっても表地が地味になった500番代の腰掛一部を除いて仕様は全く同じです。
ここが違い。空いた背面の面に小さめの帽子掛けが付きました。
他のページも見てやってください。