JR東日本

E259系「成田エクスプレス」



大船駅にて 12-05-02

2代目成田エクスプレスはちょっと愛嬌のある顔になりました。


一目で判る空港連絡特急サインですね


真っ白なベース色に赤と黒。連続窓と見えるようなデザイン私はいいと思います。


NARITA EXPRESS NEXと書かれるようになりました。




入って行きましょう。まずはデッキからです


出入扉の様子です。外観の上部での折れ曲がり形状に合わせて、
当然内装扉も折れ曲がっています。
足元には注意を促す黄色のサインが見えています。


扉上部には扉付近を照らす直接照明。間接ぽくなっていますが直接照明。


左手足元にあるのがゴミ箱です。位置がやや下めでちょっと入れずづらいかも。


出入口にある収納式腰掛。通常は跳ね上がり収納された状態となっています。
全車指定のNEXで飛び乗りを意識したものでしょうか。


一般的な機能を集めたデッキ空間の様子です。
中央に通路、左右にそれぞれ必要な機能を簡潔に纏めました。



洗面台の様子です。上からスポット照明を当てカーテンを閉めれれば個室感覚ともなる空間。
非常にシンプルに蛇口とハンドソープのみがあり、目の前には前面大きな鏡。
左足元にはちょっとしたゴミ箱も用意されています。


男子専用トイレも小窓も少しおしゃれに。


こちらは女性も使える化粧室。

6号車のデッキ空間です


こちらには客室空間のほか多目的室と大型身障者対応トイレが用意されています。


天井は扉上部同様スポット照明が照らし出しています。


大きな丸ぁるい扉は身障者対応トイレ。車椅子でも難なく出入りが可能です。
扉の開閉ボタンが左手、扉の在室の有無は扉にありますが、
この表示はちょっと小さくて見づらいかも。


奥に見えている大きな引き戸は多目的室です。


まぁ広い多目的室と身障者対応トイレを取ったので通路は最低限スペース。


そろそろ客室へと入っていきたいと思います。
まずはデッキから見てきらきら感がある客室扉は透明で向こうの様子も窺えるものです。


大きな特徴はここに液晶電光表示を設置したこと。
このお陰でデッキに居ても現在位置や号車案内が用意に判りますが、
果たしてこのデッキでどれだけの人がこの表示を見ているのか。


現在の走行位置や号車案内など多彩な情報表示が可能です。
画像は現在千葉を通り過ぎたぐらいですね。


こちらは運転台裏手出入扉となります。
最近の車両としてはやや大きめな扉ですね。



では客室に入って普通車から


まずは全景から。床面は日本の伝統模様である市松模様デザインとしています。
腰掛表地が黒、壁面は白とその配色から車内はやや寒い感じがしますが、
逆に言えば日常とは異なる雰囲気を感じる空間に、成田から東京までの旅を満喫できます。
腰掛同様に目立つのが液晶ディスプレイ。車内中央通路上にも設置されています。


天井は蛍光灯を用いながらも配置の工夫が見られ、間接照明的な照明となっています。


妻部へと近づきます。スーツケースが置ける荷物置き場があるため、
荷物置き場のとの仕切り、デッキとの仕切りが二重になって見えています。
完全なデッキではなく客室内に荷物置き場があることから、
精神的にも防犯上の安心感が高まりますね。


妻部にある隅用テーブルはパソコン等も快適に出来る縦長仕様。

もちろん上部には液晶ディスプレイが掲げられています。
日本語・英語・ハングルなど多言語表示。
他停車駅表示など多彩に表示が可能。


腰掛そのものは黒を基調に枕カバーや取手部を赤を用いた部分的なビビットな色使いがいい感じ。
もちろんフリーストップリクライニグシートであり、やや硬めの座り心地は乗車時間を考えると適当か。
テーブルは背面とインアーム両方を完備していますが、過剰気味かもしれません。


脚台は1本足とし足元にもスペースを確保。通常は吊り下げ式ヒーターもなく代わりに壁面に用意されています。
背面にはドリンクフォルダーや網袋など機能満載。


こちらは5号車にある1人掛身障者用腰掛。
ヒジ掛けは跳ね上げ可能でシートベルトも完備。



次はグリーン車へと進みます


グリーン車客室へと続く扉を開けるとします。


普通車同様に市松模様はベースとなっているものの、
壁面には木目の化粧が施されていることで、1ランク上のような印象を受けます。
腰掛背ズリに付いている取手もまた木製で黒の腰掛表地に味を出しています。


天井の様子です。天井中央はフラットとしながら左右には照明を仕込み、
さらに照明したのいわばカバーにスリットを入れることで意匠的な光を導いています。


もちろんグリーン車天井にもLED液晶画面は用意されています。


側面には横長の窓を配置。空間の広がりを感じるとともに眺望性も高めています。


日除けを降ろしてみましたが、こちらの透かしのように入っているのは
市松模様ではなく雪の結晶のようなデザイン。


窓上の荷物棚には空調を組み込み、横から吹き出すことで間接的にならないように配慮。


荷物棚の底は樹脂カバーで覆われており、つるりとした表面はすっきりとしていますが、
ところどころこのような空調の吹き出し口が設けられており、暑く感じる場合は風を受けることも可能です。


先ほど入ってきた出入扉を客室側から見ています。
木目の化粧が扉とその左右に施されている他は基本はオフホワイトの壁面カラーは同じですね。
もちろん扉上部にも案内LED式電光表示器が用意されています。


反対側の妻部も同様ではあるのですが、こちらには荷物置き場が用意されているので
こちらから離れてみていると一段奥に出入扉があるためなにやら凹んだ壁面のように感じます。


ピカピカの意匠面にはさりげなくグリーン車マークが。


隅用テーブルは普通車と同じ縦長仕様。


さてここが荷物置き場で2段の棚にそれぞれ荷物に合わせて置けるようになっています。
なお天井近くの黄色はこの荷物置き場での注意事項などが書かれたサインです。


一番下の段用にあるのはおそらくスーツケースなど大物が動かないように止めるバー。


セキュリティ対策としてそれぞれダイヤル式施錠が設定できるようになっています。
具体的には下に垂れ下がっているくるくる巻いたワイヤーを荷物に引っ掛け、
このダイヤルで暗証番号を自分で任意に設定して施錠します。
詳しくは注意書きに書かれているのでよく読みたいところです。


さて腰掛ですが普通席同様1本脚とすることで下部のスペースを確保。
そのためグリーン席お馴染みのフットレストタイプではなく跳ね上げ式のフットレストとなりました。
腰掛表地も本革製とすることで普通席とは差別化、座り心地も前にずることもなくなかなかではないでしょうか。


背面には大きな背面テーブルを用意。
背面も前面本革であるため安っぽくならず良好な外観で仕上がっています。
さらにその下のほうにはドリンクフォルダーとマガジンバンドが取りついています。


腰掛回転はこちらのレバーを上に持ち上げて下さい。


背ズリ上部には木製の取手が取りついています。
でも実用性というよりは意匠的な存在なような感じがします。





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ダウンロード[E259_narita-st_arrival.mp4](20,065KB)

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