JR東日本

JRR東日本 E531系(常磐線)


勝田駅にて 08/06/15

下部が絞られたシャープの顔つき。


土浦駅にて 05/08/07

側面の様子です。基本は横長の1枚窓で幕はLED式表示を採用しています。



こちらは4号車グリーン車、ダブルデッカー車両の様子です。



まずは編成端部に存在する2両(基本編成)クロスシート車両からいきましょうか。
なお付属編成では3両がクロスシート車両となります。


整然と並ぶ固定クロスシート。扉とクロスシートの間には2人掛ロングシートが設定。
腰掛の表地と協調されている床のやや赤みかかった温かみのある色彩は好感が持てます。


クロスシート横にあるのがこちら2人掛ロングシート。


これはロングシートの仕切全てに共通なんですが、扉側からみた仕切には
従来のように肩逃がしの膨らみとともにこの車両ではドット模様が入りました。


さてクロスシートです。2人掛の固定クロスシートを向かい合わせボックスとなっています。


先頭車両ではトイレが車内にある関係上出入台腰掛となっているクロスシートもあり、
その場合はこのように背ズリ部に腰当があてがわれている箇所もあります。



ロングシートも同様ですが、どすんと座ると硬さを感じてしまうのですが、
どうやら硬さの改良が加えられているようで、E231系よりもきちんと着座した際にはちょっと硬い程度。
ただちょっと残念なのは枕部となるレザー部分はフレームそのままのような硬さ。もう少し詰物があっても?


腰掛下部の様子です。壁側に灰色のカバー付きで片取り付け取り付けられていますね。
ヒーターは腰掛下に設置されています。


背ズリに取り付く取手は両側から掴まることができる大型サイズ。


通路側にはヒジ当付きのヒジ掛も。


運転台方向に近づきます。固定クロスシートはひとつ前の扉までで、向こうはロングシート、扉となってます。


ここだけは4人掛ロングシート。


運転台との仕切はこんな感じ。割り切りなのでしょう、運転士側には窓はありません。
その代わりかどうか、真ん中には乗務員用扉はもってこずに大きめな窓を持って前面展望を確保。
もちろんその代わりにこちら乗務員用扉も必要最低限の大きさです。
腰掛はなくすぐ横が扉となるため、ここにも両側に縦型のヒーターが配置されています。


こちらはロングシートのみで構成される車両。中央は7人掛腰掛、端部は3人掛です。


7人掛のロングシートです。スタンジョンポールが定員着座を促進させます。


ロングシート下部にもヒーターはもちろんありますが、
吊り下げというよりは壁側からの取り付けフレームに取り付けられている感じ。


端部はこんな感じ。左右にロングシート。妻壁側にも肩逃がしの外側への凹みが追加されています。
毎車両ではないですが、貫通扉も設定があります。ただなぜかここだけは銀色の素材そのままの扉。


端部の3人掛ロングシートです。


引き戸でやや傾斜が付けられているため、開放したままでも独りでに閉まります。


こちらは車椅子スペースがある車端部。左手がその空間となるのですが、
腰掛の設定がないだけに広く感じますね。
扉すぐ横の空間となるだけに、縦型の大型のヒーターと車椅子の方が掴まる横棒の設定があります。


こちらがこの空間にある優先席。JR東日本共通優先席用表地です。


天井の設備の様子ですが、照明はカバーなしではありますが、その間隔は短く照度に問題はありません。
空調は中央にラインデリア、すっきりはっきりとしています。


特徴的なのはこちら、吊革です。普通は白が基本色であるところなのですが、この車系では黒色。
弱者の方のための配慮なのかどうかは分かりませんが、この吊革の黒色がさらにすっきり見せているのかも。


荷物棚もちょっと通勤電車としては特徴的。まずはよくあるパイプ状の荷物受ではなく、
おそらくステンレスだと思うのですが押し出し材を一部パンチで打ち抜いたスリットがある仕様。
このため荷物棚からも一部灯りが下部となる乗客の手元に光を照らし出します。


今度は出入扉です。ここにも新しい試みが導入されています。
まずは両開きの扉が左右から閉まって閉じあうところの部分には、
指などを挟むことが無いよう警戒色の黄色で充分に注意を喚起しています。真ん中のラインですね。


扉手前の足元にはスリップストリッパーが。従来は床と同系色の色を採用するのが普通でしたが、
敢えて警戒色の黄色を採用といったところなんでしょうか。


逆に頭上には扉開閉表示灯が付きました。


さらにその上のLED式電光表示。2段式車内案内装置特色は右手に号車表示が出ていること。


扉横にはこんな開閉ボタンが標準装備されています。
常磐線北部は冬季はドア開口したままですとすごく寒いので、
このような表示も最初からされているのでしょう。


なお、もちろん車体外にも開閉ボタンはあります。


側面の窓の客室側はサッシュを2本窓枠とは別に縦に立てることにより強度補強をしているのではないでしょうか。


窓下にはジュースなどを置くテーブルはないものの、若干その幅が真ん中が広がることで配慮が見られます。
なお、一部の窓では固定ではなく上から扉を開けることが可能となっています。


ところでトイレなのですが、1編成に3箇所このような車椅子対応の大型のトイレが用意されています。
扉他その色がピンク色であるほかは仕様はほぼE231系、E257系に同じ。


またグリーン車仕様も同様に同じです。



他のページも見てやってください。