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JR東日本 HB-E300系「ハイブリッドリゾートしらかみ 青池編成」
青森駅にて 11/07/27
青池編成に投入されたハイブリットHB-E300系。デザインも新しくなりました。
とにかく眺望を楽しむこの車両。窓も大きいですね。
4両1編成の側面は素地に青池編成ならではの青のプリントなどがいろいろ。
RESORT HYBRID
深浦駅にて 11/07/27
反対列車交換待ちで海沿いの駅で停車。
ハイブリッドシステムとは・・・ 正式HPより
ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせ、駆動力に電気モーターを使用します。
発車時は蓄電池充電電力を、加速時はディーゼルエンジンが発電機を動かし、
蓄電池電力と合わせてモーターを回転させます。
減速時もブレーキエネルギーを電気に変換し蓄電池に充電するシステムです。
では早速車内へと入っていきます。まずはデッキです。
初代の青池編成に比べ緩やかになった出入口ステップを登ると
木目調の床に美しい白色の化粧を纏った壁面がデッキ空間を構成しております。
出入扉も綺麗な白色で両側には昇降時に掴まる縦棒もあります。
天井にはLED照明がスポット的に照らしています。
1号車にあるのは車椅子対応の大型トイレ。
引き扉の開閉はボタン式です。
先ほどのトイレ横を通り抜けて個室が並ぶ2号車に行く途中、
洗面台と荷物置き場がこの空間に用意されていました。
なおちょっと判り辛いですが奥は男性用の小トイレが用意されています。
洗面台は白く清潔感があります。
右手に見えているのはハンドソープ。
洗面台横にある荷物棚です。棚の中の天井に小さなスポット照明があります。
でもこの荷物棚ってどんなシチュエーションで使用することを考えているのだろう?
次は一般席です。
全景からいきます。落着きがありながらも軽やかな色使いの車内です。
1号車4号車では展望スペースを除きすべてフリーストップリクライニングが左右に並びます。
腰掛背面の機器は黒に近い配色とすることで腰掛表地の色を引き立てています。
天井の様子です。照明カバーを被せることで上かの明かりは出さない間接照明で、
でも照明カバーにはレール方向に少しだけスリットを入れることでデザイン性もありつつ、
全体はカバーをしないことで明るさも確保。
側面窓は正方形に近いユニット枠が整然と並んでいます。
観光に目的を絞ったこの列車では眺望に拘り、窓も最大限取っている感じです。
荷物棚は厚さは薄いもののその受板は大き目で収容量もたっぷり。
左が1号車、右が4号車車両連結方向妻部を見ています。
客室側から妻部だけを見るとそのまま壁面が見えるだけのようですが、
出入扉に近寄ると業務機器の収納もさることならが空いた空間は荷物入れになっていました。
荷物入れの中です。左右の壁には傷防止付き。
出入扉上部にあるのが液晶モニターです。ちょっと小ぶりの大きさですが、
沿線案内やときおり運転台からの前面展望を映しだしてくれます。
さらに停車駅案内などの運行情報は左のLED式電光表示器が案内。
隅用テーブルです。JR東日本標準仕様。
腰掛仕様によってテーブルの大きさは異なります。右は1人掛腰掛用の隅用テーブル。
1号車には身障者用1人掛腰掛があるので床のハイデッカー仕様もここは腰掛に合わせています。
と同時にこうすることでこの腰掛の位置までは車椅子を乗り入れさせることができます。
1人掛腰掛側面には車椅子の方を支援する機構が付いています。
下方にあるのが車椅子固定ベルトで2つついています。これをバックルを左へ。
続けて2人掛腰掛を見ます。室内全体のオフホワイトに合う腰掛表地ですね。
表地に入るさまざまな方向に延びる帯がリズミカルです。
リゾートトレインながら側ヒジ掛には表地による装飾もあり、
さらにインアームテーブルまで側ヒジ掛に内蔵されていました。
背面はグレー色で纏められていました。
インアームテーブルまで有りながら背面にはカップホルダーが備え付けられており、
背面テーブルも大型で使いやすいものでした。
ただ網袋は必要最低限でたくさん物が入るものではありません。
1号車展望室方向を見ています。進行方向により見るモニターは変わるので
こちら側にももちろんモニターが備えられています。電光表示もありますね。
前面展望を確保するためモニター両側は透明な仕切りです。
それでは展望室へどうぞ。
展望室はそれほど広くはないのですがこれがここにある腰掛達です。
窓に沿ってあるのは2人か3人掛のベンチ。
丸く詰め物が巻かれた背ズリのあるのがこの前面展望を楽しむためのベンチ。
腰掛としてはもう本当に簡易的ですが高さがほどよい高さで前面展望が楽しめます。
なおこのベンチ前に置かれているのが記念スタンプです。なお長いは無用。
運転台方向を見ています。先ほどのベンチに座った状態だと右手に業務員用扉が用意されています。
ここだけは配色が地味になっているのですね。
運転台の様子です。
最後にこれも背ズリ詰め物の巻き方は同じベンチ。
背ズリは可動で好きな方向にバッタンと動かすことができます。
1号車から2号車の半個室(ボックス)空間へと進みたいと思います。
2号車に足を踏み入れるとすぐに客室があるのではなく、
個室があるため通路を斜めに寄せる空間がこのように存在します。
ここはどうしてもデッドスペースで通路だけの空間ですが、消火器をこちらへ。
客室とを隔てる壁面には立派な縦ロゴが。
まずは通路に立って全体を見てみます。
車両の作りはほかの車両と同じのため窓枠の位置は同じですね。
対して通路を挟んで海側にすべて半個室空間を設けています。
個室と個室の間は仕切の壁と通路側にも空間確保のための縦壁もあります。
振り返ると妻部はこんな感じ。出入扉が山側に来た以外はほかの車両と同じですね。
ただこの車両が半個室であるため液晶モニターは省略されています。
天井もほかの車両に同様なのですが、個室の壁面が天井まで迫るためちょっとここでは圧迫感がありますね。
車両と艤装の制約上一度に全景を撮影することが出来ませんのでご了承下さい。
では肝心のボックス席ですがご覧のような感じ。
腰掛そのものは簡易的なベンチシートがあるような感じです。
海側には固定式の大型テーブルがどんと鎮座。
テーブルにはカップ受けが彫られています。4つなのでこの個室は4人での使用が基本なのですね。
背ズリは壁面に残念ながら垂直かつ詰め物も薄めでバケット形状ではありません。
背ズリのさらに頭上にあるのが荷物置き場。
まぁちょっとデザイン優先で荷物はそこそこしか置けませんが。
壁面にあったのがこのボタン。囲まれている空間であるためにちょっと暗めとなることから
きっとこの室内灯が用意されたのだと思います。同様に帽子掛けも隣に用意。
それからこの半個室では座面をスライドして座面を広げることができます。
その取扱い説明がこちらになります。
機構はこの座面下にあります。黄色のレバーがロックで解除することで座面スライドが可能となります。
スライドさせてみました。背ズリの一部までも座面の役目を果たしていますね。
ちなみにテーブルをかたずけることはできませんし、座席間のヒジ掛は撮影のためどかしています。
これでフラットになりました。足を延ばして五能線の素晴らしい風景を堪能することができます。
最後に3号車にあるイベントスペースです。
ここイベントスペースは3号車の2号車方向の妻部が一部空間として取られており、
このスペースを活かして以前は展望室でやっていたイベイント(津軽三味線生演奏など)
を行うスペースとして設けられています。
展望室と同じベンチシートが海山両側に配されていました。
妻部には特になにもありません。
新青森駅を出発です(2分10秒) ダウンロード[hb-e300-resortshirakami-aomori_start.mp4(50,848KB)] |
展望スペースなど車内のご案内です(22秒) ダウンロード[hb-e300-resortshirakami-aomori_ivent_guide.mp4(9,216KB)] |
五能線の素晴らしい海岸線を見てまもなく深浦駅に到着です(1分13秒) ダウンロードhb-e300-resortshirakami-view&fukaura_arrival.mp4(28,672KB)] |
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