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JR九州 キハ125系400番台「海幸山幸」
南郷 ← □ + □ → 宮崎
山幸 海幸
日南駅にて 09/12/29撮影
南へ回帰する…ひむかの国のリゾート特急。
列車愛称は日本神話の山幸彦と海幸彦にちなむそうです。
外観・内装には随所に地元の飫肥杉が使用されています。
南郷駅にて 09/12/29撮影
青空に非常によく映える「海幸山幸」。
まずは全景から。腰掛に青地が見えるこの車内は海幸の車内です。
海幸と山幸は基本的構成は同じなのですが、トイレ・サービスカウンターがあるのが山幸です。
床面にもおそらく飫肥杉でしょうか、木が張られておりとてもウッディな車内。
照明は間接照明ではなく直接照明としました。
で、採用したのがLEDです。灯りのある部分を中心にスポット的に明るく灯します。
車両側面窓と窓のある柱にある照明です。
天井の照明とはことなり、柔らかさを感じる黄色で球体の照明器具は車内の雰囲気にあっていますね。
なお窓の日除けはフリーストップ式で簾的な仕上がりとなっています。
海幸の車内から宮崎方向の運転台を眺めています。
運転台まわりは木目ではなく、白色で塗装された空間となりました。
運転台裏、出入口すぐ横のこの空間。運転台壁面には木のテーブルがつけられております。
で、その上に握り棒。消火器もここにありました。握り棒があるとこのテーブルって・・
車両連結部はご覧の通り貫通路に暖簾が掛かっています。
青幸は青の暖簾、山幸が赤の暖簾。
出入扉です。ちょっと車椅子のことを考えると狭い扉かもしれませんが、
扉は綺麗に白く塗られ、窓には海幸山幸のシンボルマークも入っています。
ちなみにこの出入扉横には沿線情報などのパンフを入れるポストが設けられています。
気動車ゆえにホームとは段差がありますが割とないほうかと思います。
木目上の滑り止めがいくつも見えていて目立ちますね。
頭上を見上げるとあるのがこちらです。
次駅表示器で、今後の停車駅などを案内します。
液晶が主流となった今ではちょっと時代の流れを感じてしまう設備です。
運転台を側面から見てみました。
このキハ125系400番台の種車がワンマン運転装置があったので、
それらを美しく収納するためにもこのような運転台と客室を仕切る壁面があります。
運転台中の様子です。
運転台の横に助手席はありませんが、開放された空間は前面展望が楽しめます。
そのためなのか、単なる装飾だけなのかこちらにも木製テーブルがありますね。
角には掴まるための突起も出ています。
こちらは山幸にあるトイレ。車椅子も対応する大型トイレです。
トイレの壁面ももちろん木目ですね。
トイレ出入扉は開閉はボタン自動式。動きも軽やかです。
こちらのトイレこのように曲線を描いております。暖かみを感じますね。
壁面のオブジェ?額?としてあるのが九州ではおなじみとなってきたテイストのこれ。
ここが壁面だけだとどうしても寂しい感じがするのですがこれで賑わっていますね。
トイレでの入室状況はこのランプで判ります。
トイレ横のサービスカウンターとギャラリースペース。
営業運転時にはご覧の通り車販の物で溢れていました。
車内にこんなスペースもいいですよね。
山幸にある車端部の車椅子スペースです。
クリアガラスで腰掛スペースとは区切りをつけ、ここに空間的存在を持たせています。
もちろん車椅子の方のために低い位置に握り棒もつけ回りを木製のテーブルなどが固めます。
出入口は天井まで届く1本柱が印象的です。
車椅子向けに滑り止め加工が床に設けられています。
雰囲気を和らげる額と照明。
こちらは海幸にある車椅子スペースです。
出入口に面するテーブルは、出入口ということで1本足ですね。
スリットのゴミ箱。
さて腰掛です。
山幸・海幸にあるソファーシートです。
このソファーシートは運転席寄りの出入扉近くにどーんと設置。
こちらのソファーシートは海幸のもの。
ソファーシートの2人毎にはヒジ掛が設けられており、
ゆったりとリクライニングシートとは気分を変えて座ってもらうことを主眼においているようです。
ソファーシート頭上にも「海」の額。
海幸にある出入台腰掛となります。
ここは前述のソファーシートと同様にソファーとなりますが、
席番が振られた腰掛とはなっておらず、
運転台の前方眺望を楽しむのにいいのではないかと思います。
でも背ズリは本当に木製だから長時間着座するには向いていませんね。
ここは進行方向によってはテーブルがない状態となるため、
この出入台腰掛の反対側には隅用テーブルが設けられています。
さて車両中央部にあるリクライニングシートです。
紅色のパターン柄が山幸、青色のパターン柄が海幸の腰掛。
腰掛の仕様そのものは他車系で見られるものに同じですね。
ヒジ掛に納められているインアームテーブル。
JR九州ではおなじみとなった木製テーブルです。
背面ももちろん木製。丸く緩やかな曲線を描いた木製のシェルフが美しい。
黒く見えているのは帽子掛けのフックが収まった状態です。
1人掛腰掛は南郷方向に山側にある腰掛となります。
2人掛と仕様は同じです。耳に生える木製のきのこがなんとも可愛らしい。
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