キハ181系「はまかぜ」

大阪駅にて 09/08/11

浜坂駅にて 大阪寄　09/08/11

浜坂駅にて 鳥取寄　09/08/11

浜坂駅にて 鳥取寄　09/08/11

唸りを上げて駆け抜けます。

グリーン車側面の様子です。

方向幕は黒地に白文字。非常にシンプル。
車体もホワイトにグレー・ブルー帯と寒色色系で地味目です。

まずはデッキ周りから見ていきます。

車両へ乗り込むステップは気動車ならではの階段状。
また暗がりを照らす大きなライトが見えています。

乗降口は優等列車ということで狭く必要最低限の巾。
階段乗降を助けるための両側の横の手摺、そして狭い巾を最大限活用するための折戸。

また乗降口横にはくずもの入れが用意されています。消火器もここ。

グリーン車洗面台の様子です。通路とこの空間を仕切るカーテン付で、

以前は対面に冷水器もここに置かれていましたが、今は撤去されてしまっています。

洗面台の水温はダイヤル式の操作でコントロールが可能です。
ハンドソープは今は珍しくなってしまった石鹸台の上の石鹸です。

普通車洗面台も機能はグリーン車のそれと全く同じでした。

トイレ入り口となります。現状では扉もオフホワイト系の化粧板で化粧されています。

それではこちらも珍しくなった手動式の扉を開いてグリーン車客室に入りましょう。

グリーン車

まずは全景からですが腰掛以上の配色はとても外観同様地味なのですが、
なぜか通路を含めた床面は昔はよくあった樹脂製シート化粧張り。
折角のグリーン車の雰囲気なのでできればやはり絨毯敷きであって欲しいところです。

天井はフラットに纏められ、その両側に照明が客室内に装飾として飛び出る形です。
化粧カバーを被った照明のこの形状は通勤車両でも一部見られ、
やはりデザイン的に陳腐化は避けられない現状が感じられます。

空調機器が等間隔で並びます。

側面の窓ですが外観からは横長の窓枠はとてもスタイリッシュに写りましたが
こうやって客室側から見ると案外小さく眺望・開放感という面では残念ながら劣りますね。
カーテンは往年の布地でピンク色でした。遮光性は高いのですが席によっては使いづらいかな。

妻部は大理石調の壁面に広告が両側に掲示されています。
JRによってはここに車内案内紙が置かれていたりするのですが、
西日本では現在存在していないこともあるのか、広告枠のみです。

妻部にある隅用足掛・テーブルの様子です。
足掛は腰掛同様のものですが、テーブルはやや大きめの折り畳み式。
これが意外に縦長なものですからシートピッチがあるこの座席では使い易い。

腰掛をフルリクライニング・フル展開してみました。
実際に座ってこのリクライニングとすると大変背ズリは倒おすことができます。
脚を足掛に乗せてこのポジションした際には間隔は優越感に浸れるでしょうか。

以前はタバコの喫煙もできたようですが、
灰皿には禁煙マークとともに開閉ができないようになっていました。
側ヒジ掛の白リネンがなんとも良きグリーン車の感覚を覚えさせます。

側ヒジ掛のテーブルを出してみました。
この腰掛には背面テーブルはないものですから、
飲み物などはここに置くことになります。
でもちょっと高さが高いからどうかな？
収納した時は通路側から見るときちんと納められていますね。

腰掛背面は大きめの網袋、そして足掛が設けられています。

足掛ですが左が収納状態、右が展開状態です。
収納時の天板はデッキと同じ鉄板でちょっと寂しいかな。

実はこんなところもこの腰掛のデザイン性が感じられます。
通路側脚台カバーは丸く、蹴込み板も温風が出る部分だけ
パンチングメタルが施されています。

普通車

まずは全景からですが、グリーン車に比べて腰掛配色や床面などによってさらに地味に見えます。

側面窓です。仕様は同じですが日除けはカーテンではなく引っ掛け式ロールブラインド。

妻部もほぼ同じで違うのはデッキとの境となる出入扉。
色もそうですがこちらは手動引戸となっています。

妻部にあるのは普通車向の小さな隅用テーブル。

腰掛はフリーストップリクライニングの2人掛。
背ズリの引き込みが印象的ですが座り心地はぼちぼち。
側ヒジ掛は一般的な形状、ヒジ当は樹脂製でやや冷たい感じがします。
特に残念なのは中ヒジ掛がないこと。やはり旧態の腰掛と言わざる負えません。

腰掛背面は背面テーブルとその下に網袋。
テーブルは一般的な形状、網袋は大きめで使い易い。

JR西日本 キハ181系「はまかぜ」大阪駅を出発です。(6分24秒） ダウンロード[kiha181hamakaze_oosaka_start.avi(322,433KB)]

JR西日本 キハ181系「はまかぜ」餘部鉄橋を通過します。(36秒） ダウンロード[kiha181hamakaze_amarubetetukyo_pass.avi(30,037KB)]