JR北海道 |
キハ183系0,200番台,N183系「オホーツク」
←遠軽 □+□+□+□ →網走/札幌
1 2 3 4
2号車半室は自由席/指定席
3号車班室は普通席/グリーン席
※基本編成の場合
2003/09撮影
網走駅にて 2003/09/14
外観側面は白を基調に横の帯としてグレー、ライトブルー、そしてインパクトとしてライトグリーンが入っています。
グリーン車にもさり気なく。
2016/03撮影
網走駅にて 2016/03/11
夜行特急として走ったオホーツクに寝台車スハネフ14形を組成するため、
1992年に駆動系増強が行われた200番台。(先頭車のみ現存)
札幌駅にて キハ183系214号 2016/03/11撮影
網走駅にて 2016/03/12撮影
基本編成
2016/03/11,12撮影
基本編成の2号車デッキの様子です。
連結部、扉無しのデッキのため中央の細い通路だけで。
両側に部屋が配置されたようになっています。
扉は青で綺麗に化粧され、床面も張り替えられています。
客室へと続く扉のデッキ側はクリーム色単色。
上部の小さなスモーク入りの小窓がいかにも車歴を感じさせます。
足元には靴マーク。自動ドア感知をわかりやすくということなんでしょうね。
進行方向:遠軽を向いて左手に男子小用と男女兼用トイレを配置。
右手にも男女兼用トイレを配置。
では2号車普通席・空間へとへ入っていきます。
2X2のリクライニングシートが左右に並びます。
パイプ荷物棚にやや高さが低い横長の窓、そしてカーテン。
車端部は木目調の壁面となっており、
温かみを感じるもののその色合いは暗さも感じます。
続いて腰掛。
どこかで見たような・・キハ283系で使用されていた腰掛が移ってきています。
でも跳ね上げ式足掛はなくなっていますね。それに茶系統のモケットに代わっています。
側ヒジ掛のモケット張りは健在。腰掛とは濃淡が異なります。
あと脚台が変わっているように思います。
蹴込みがなくなった分足元は広くなった?。
現在フタは硬く閉じられていますが依然は喫煙席だったようです。
2号車は自由席と指定席が半々のため枕カバーには明示が。
増結車両 1500番台
2号車は自由席と指定席が半々のため枕カバーには明示が。
3号車グリーン席・空間へと進みます。
まずは4号車と接する連結部側のデッキ空間から。
こちらにはグリーン車としての設備が整えられています。
左手に洗面台、そして鏡を経て客室へと繋がる扉。
洗面台対面は男女兼用トイレ。
カーテンで仕切ることも出来る洗面台コーナーは大振りの洗面台が鎮座。
採光窓。
冷水器があったであろう場所には今はゴミ箱。
化粧台はオフホワイト色のためどうしても汚れが目立ちますね。
受け自体は大きくて使いやすそうです。赤と青の表示が懐かしい。
グリーン車客室を出て進行方向:遠軽を向いて左手にあるのが車掌室と業務員用スペース。
業務員用スペースは現在は使われていなくてガランともぬけの殻。
接して車掌室。
対面にも業務員用スペース、それから車掌スペースというか接して車掌室。
業務員用スペースにはカテーン。
車体側には外を見渡すことが出来る業務員用の小窓が付いています。
ここには以前は公衆電話が設置されていました。
では客室へと進みます。
10年経過しても代わりのない客室内は逆に落ち着くのかもしれません。
2+1の腰掛配置に茶系統色の表地を纏った腰掛。
フラットな天井。照明カバーを被った昼光色の照明。
側面窓には日除けカーテン。これぞ正しい姿。
妻部を見てみましょう。腰掛よろしく茶系統色の壁面がお出迎え。
毛布も両端荷物棚に用意されています。
目立っているのは出入扉。この茶色いいですね。
そして妻部といえば隅用足掛にテーブル。
1人用、2人用と左右に分けて設置。足掛そのものは腰掛付属のものに同じです。
2人掛腰掛から。インアームテーブルを収納する大柄なヒジ掛、
やや低いポジションの足掛、大きく張り出した感じの座ブトン、
いずれも少し前の時代を感じさせます。
背面には背ズリに帽子掛、モケットで縁取られた網袋。
この網袋の感じなどは私は好きですけどね。
ヒジ掛内側にはこのような小物入れが仕込まれてます。
1人掛腰掛は2人掛腰掛に仕様は同じ。
非改造編成
2016/03/11,12撮影
非改造車両として残るキロ9
出入扉です。大きな段差故に右手通路からの転落防止の手摺りが付いています。
通路側から見るとこのような感じ。
出入口にあるくずもの入れ。もうこの文字もめっきり見なくなりました。
同じ空間にある元は喫煙スペースであったであろうスペース。
手摺りのような、腰掛のようなものも壁面に取り付けられています。
それでは通路を進んで厨房・売店スペースのあるほうへと進みます。
通路突き当り右手はカーテンが掛かり、
左手は斜めにちょっとした収納庫が見えています。
振り返って右手に見える扉は業務用の搬入口。br>
ちょっとカーテンの中を失礼して覗いてみます。
いまにもなにか調理を終えたものが出てきそうな雰囲気。
反対側客室を出ると車掌室が用意されています。
さらに扉を抜けると中央の細い空間を通り抜け洗面台とトイレが待っています。
ちなみに振り返って扉はこのような感じ。
トイレはこちらも最近見かけなくなった引き戸の男女兼用トイレ。
化粧台コーナーの様子です。
こちらも時代を感じる洗面台、特に丸赤青表示がいい感じです。
冷水器があったであろう台の上には今はゴミ箱。
客室へと入ります。
全室2+1人掛のグリーン席が並ぶ空間は広がりもあり気持ちいい。
でも全体的な配色は腰掛表地の紫ベースの色もあって地味ではあります。
カバーのある直接照明。
やや高めの高さにある横長の窓。
日除けは腰掛表地と同系統色のカーテン。
今ではあまり見かけなくなった壁面の帽子掛け。
通路部分は床面色も異なります。
妻部も壁面はまわりとの強調する配色で落着き感が出ています。
扉位置そのものは腰掛配置に関わらず真ん中。
隅用テーブルに足掛。足掛はやや高めのポジション。
この時代の車両としては隅用として大き目であろうテーブルですね。
さて腰掛です。
バケット形状はないものの、がっしりと大きな背ズリ・座面。
印象的には無骨な感じを受けます。
大きい側ヒジ掛。インアームテーブルが収納されています。
テーブルはまぁまぁの大きさでお弁当を広げて食べることも可能です。
ヒジ当はソフトレザー張り。
中ヒジ掛にはオーディオ装置があったであろう位置に残念なカバー。
背面にはテーブルはなく、網袋のみであることからかすっきりと見えます。
取り出しやすさを考えた台形の網袋が素敵。
足掛は反転すると腰掛と同じ表地が張られ、靴下で足を投げ出せます。
1人掛腰掛も2人掛腰掛に機能は同じ。
N183系
400番台
脚台据え置き式で取っ手も見られない原型的な腰掛。
側ヒジ掛のプラスチックの鈍い光が時代ものを感じます。
基本編成
2003/09/14撮影
まずは普通車から
出入扉です。車両内とは段差があり、扉内面は素材感そのままの感じ。
出入口そのものも狭めで国鉄時代の時代背景がこのあたりに読めます。
出入口にはもちろんくず入れもあります。(この言い方も最近言わなくなりつつありますね。)
缶などと分別収集も想定されておらず、またその箱の位置も低く投入しづらいものに思います。
洗面台です。白の水受に押して水を出す蛇口に改装されていてもそのすでに年月を感じられずにはいられません。
それでは客室へと進みます。
まずは客室扉。客室側はライトブルーの自動扉となっています。
扉上部の指定席/自由席のプレートがいいですね。
天井を見上げます。すっきりと左右対称にカバー付の照明が続きます。
等間隔である角窓は通風口です。
今度は車内全体の様子です。両側に2人掛のリクライニングがずらりと並びます。
色調としては白と青の寒色系での統一であり、すっきりとした印象の反面、寒冷期は寒く感じるかもしれません。
先頭車では業務員室との仕切りは全面壁で仕切られ、デッキは存在しません。
出入が無い分煩わしさがない反面、閉塞感もあるように思います。
窓は2席分の横長の大きなものですが、やや腰掛配置にあっておらず席によっては
あまり窓側であっても車窓を楽しみにくい位置にあるものもあります。
妻部を見てみます。走行方向によって妻部にあたる腰掛には全面に腰掛が無く背面テーブルが無いことから、
このように妻部には隅用テーブルが用意されています。下部には寒冷地らしく暖房器が。
腰掛ですが車両によりさまざまの腰掛が搭載されています。
こちらの車両では中肘掛は無く、フリーストップリクライニングではあるものの、
背ズリや座ブトンの形状も模様としての引き込みだけの簡易的なものです。
背面の様子です。背面テーブル、下部には網袋。王道を行く仕様ですね。
こちらは簡易リクライニング仕様ですが、従来の仕様に対して窓側にはある小テーブルを補うため、
通路側には前の腰掛背面にカップフォルダーが付けられています。
こちらの腰掛では前の腰掛下部に注目すると足置きがありました。
おそらくは前の腰掛の熱くなった暖房器へ直接触れることがないように
カバーの代わりとしての役割を果たしているはずです。
グリーン車へと行きます
デッキから見ていきましょう。客室方向を見て左手が電話コーナー、右手奥が喫煙コーナーです。
作りつけの仕切り板を設けその対面の壁に公衆電話を配置しているなんとも奇妙な空間。
公衆電話スペースの横はちょっとした業務員用スペース。
対面には今度こそほんとの業務員室。
喫煙コーナーです。ここだけは内装から作っているので浮いた存在ですね。
もちろんトイレもあります。グリーン車のトイレはリニューアル済です。
それでは客室内へと入っていきましょう。普通車とは違い茶色の落ち着いた配色。
ただ車両の中でも半室に近い構造を取っているため奥行きが無くやや狭い感じに思えます。
窓は普通車と同じですがカーテンは車内の雰囲気と同じです。
天井の様子も普通車に同じですね。
それでは腰掛を見ていきます。残念ながら中ヒジ掛は単なる小物入れのようで残念ですが、
大柄な腰掛はグリーン車に相応しい大きさではないでしょうか。
ただ座り心地としては悪くはないものの、やや前のめり気味になってしまいそうでした。
背面にはテーブルはありません。インアームテーブルのみです。
ただし収納式の帽子掛が背ズリ右手に設定されています。
そして足掛。片面には絨毯、片面はモケットが張られています。
最後に妻部の隅用足掛、テーブル。なんだか仰々しい感じがしますね。
右クリックで新しいウィンドウを開けてご覧ください。
キハ183系 オホーツク5号 札幌駅出発です 2016-03-11撮影。 (3分33秒) |
キハ183系 オホーツク2号 網走駅出発です 2016/03/12撮影。 (4分32秒) |
キハ183系 オホーツク2号 北見駅を出ていきます 2016/03/12撮影。 (15秒) |
他のページも見てやってください。