JR西日本

キハ187系「スーパーくにびき」「スーパーおき」


米子駅にて 01/12/31撮影 specil thanks! 7005M氏

切妻な顔ですが、黄色という色使いは山陰の海の青に映えます。



側面の様子です。顔にあった黄色とは違い側面には鮮やかなブルーがメイン。
そして出入口扉横にはシンボルデザインも入り外観配色は秀逸。


近づくと出入口扉右隣には号車番号等を示すLEDが。このほうが見やすいのかもしれません。



まずは車内設備から


デッキの様子です。入ってすぐこの仕切が見えてくるのですが、
実は2両編成のキハ187は基本的に禁煙。よってこのような喫煙スペースを設けています。
ただの仕切だけではなく、下部はゴミ箱を設置。
そして閉鎖感を持たせないようにその上部は透明な仕切で区切られています。


奥にも灰皿が壁に取り付けられています。


ちなみに内側はこのようになっています。灰皿とちょっと腰掛られる当てが側面にありますね。


出入口扉です。装飾として車内壁と同じ穏やかなクリーム色で化粧されております
右手壁面と扉左手の握り棒をご覧下さい。通常の金属面ではなく木目調のシートが貼られています。
このお蔭で少しでも冷たさを出さないような努力をしていると思われます。


さて連結部の様子です。目に入るのは下のほう。なにやら警戒色の板が凄いです。
扉までの段差が随分とありそのためのこの警戒色。
コストダウンのためこの段差をスロープ上にすることができなかったのでしょうか。
なお手前右手の扉は車イス対応の大きなトイレとなっています。


では客室を目指します。



それでは客室内へと進みます。


クリームぽい色彩の暖かみの中にクールダウンの腰掛のライトグレー。
その小気味よい色彩感覚には好感を感じます。


出入扉付近には身障者用の1人掛腰掛もきちんと2席用意されています。


ここからは可能な限りユニット化された車内を見ていくことになります。
まずは天井。通風口も照明機器も共通化された姿がのぞきます。


窓枠ももちろんそうですが、究極は荷物棚。
従来の手前に化粧板のある受け皿のような荷物棚ではなく完全な意匠孔が開いた樹脂の板状のもの。
これを幾枚ものをつなぎ合わせて荷物棚としています。


ふと後ろを振り返るとそこは先ほど入ってきた出入扉とその上部の電光表示器。
非常にありふれたデザインのもの扉は従来の仕様をそのまま活用しているようですね。


電光表示も優等列車としてはやや寂しい感もある最低限の仕様。


下に目を見やれば妻壁にあるのは隅用テーブル。こちらもありふれたデザイン。


それでは腰掛です。2人掛のフリーストップリクライニングシート。
座席間には中肘掛。ヒジ掛にはリクライニングボタン、背面には背面テーブル、網袋があります。


これが背面の背面テーブルです。背ズリ幅からはみ出しそうなその余裕のサイズは使いやすいものです。


インアームテーブルだって付いています。ドリンク置きには最適ですね。


背ズリ背面下部には網袋。周りの枠は樹脂製でその間を紐で編まれています。


あ、背ズリにはきのこ・・ではなく取手ももちろんありますよ。




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