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JR九州 キハ220形
犬飼駅にて 07/08/17撮影
キハ200形からの真っ赤なボディは引き続きですが、
さらに顔の上部にあるバス向電光表示器を流用した行き先表示はさらに目立ちます。
これでもかっ、とこれから向かおうとする行き先を乗客に示します。
犬飼駅にて 07/08/17撮影
さらに側面上部にも主要停車駅を示す行き先表示。
窓もUVカット仕様で外からは黒っぽく見えて中はよく見えません。
ちょっと判りづらいですが、駅名表示の部分だけLEDが用意されています。
九州ではおなじみの車系明示。
2両1編成または1両編成の構成のキハ200形車内全景から。
とにかく車内全体がオフホワイトで白々しい感じ。
これだけの清潔感を出すと車内を汚すようなことも控える効果があるかもしれません。
反対にこれかの経年によってこの美しさを維持するのは大変なことと思います。
腰掛は千鳥配置に転換腰掛とロングシートが配され、都市近郊型車両の趣きです。
側面窓の様子です。完全な固定ユニット窓で背ズリ端部のやや下まで上下幅を確保。
優先席を示す表示は窓に貼り付けられており、腰掛表地等で違いを出すようなことはないようです。
さて窓下のロングシートは木製フレームの上に背・座が置かれたもので、
1席ごとにそのクッションも分かれているため着座定員の役目も果たしています。
なお外にあった側面大型行き先表示の下はその分窓も小さくせざる負えなかったようで、
ご覧の通り中から見ると周りに比べて小振りな窓がその下だけに存在します。
天井は意外にあまりコストを掛けていないようです。
照明もそのままの直接照明ですが、ごちゃごちゃはしていません。
大分寄りの車両にあるのがトイレ設備。車椅子対応のため大型です。
トイレの中にもこんな木枠の小窓と洒落た木製小物置き場。
トイレ外出入口付近側面には木枠の広告枠、そして簡易なテーブルを用意。
テーブルの下に見えるのは整理券発行器です。券が出る部分は黒くはっきりと。
トイレ前の空間はさまざまに活用できるように考えられていました。
まず基本は車椅子用スペース。ちゃんと横の握り棒も渡されています。
さらに白い箱はゴミ箱。それから消火器は専用の収納箱はないものの、
うまく木製テーブルに隠れる形でここに配されていました。
出入扉です。白の化粧がなんとも美しい仕上がり。
気動車であるため段差は止む負えないところですが、
それでもこれだけの段差となっており、さらに丸みを帯びたデザインを採用。
千鳥配置で出入扉上部にあるのが2ケの液晶ディスプレイ。
地方都市近郊車両で2ケもあるディスプレイが採用されたのは驚きです。
片側は駅表示など、反対側は沿線案内などを流しております。
さて運転台に近づきたいと思います。
左手は乗客との仕切りを大型のガラスで採用した運転台、
ワンマン運転基本ながら運賃回収箱が見えない、美しい乗務員室周り。
こんなところにもディスプレイがありました。でも考えてみれば立席の乗車の場合は
むしろ端部を見ていることが多いですもんね。仕様は出入扉上部のものと全く同じ。
なるほどどうりですっきりとしているはずです。こんなところに運賃回収箱は隠されていました。
もちろんトップも木製テーブル付です。ここはぁ・・?
運転台中の様子です。
出入口仕切りの様子です。割と背のある仕切りの上に木製テーブル付きとなっています。
ここのテーブルは完全に装飾としての役割を果たしているのみと思いますので、
乗降性から言って果たしてここまで必要であるのかどうか?
転換腰掛はこちら。特徴的なロングシートと同じ茶系統のパターン模様。
それから側ヒジの木製パネル、ヒジ当。
でも背ズリはクッションとし木製パネルの硬さだけではなく、
必要なところには必要な柔らかなものを提供しております。
取手も金属製のひょうたんの形に近い握りやすいデザインでなかなか使えると思います。
窓側にもヒジ掛はあります。
こちらはトイレと出入口の間にある転換腰掛横のベンチ。
腰掛の仕様はロングシートの木製フレームに脚を付けただけと思われますが、
この狭い空間を有効利用しようとする配慮は垣間見ることができます。
キハ220系 大分大学前に到着です。(1分53秒) ダウンロード[kiha220_ooitadaigakumae_arrival.mov(99,133KB)] |
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