JR東日本 |
キハ58系1500番台(花輪線)
好摩駅にて 03/07/11
往年の急行形車両。ここ花輪線では元気に活躍しています。
「快速八幡平」として堂々の走りっぷり。
これぞ正しい気動車ですよね。(^^)
入って行きましょう。
まずはデッキまわりですが、こちらは出入扉です。
急行形車両らしく完全に客室とは分離された正しいデッキの様子ですね。
扉付近は乗降性はその広さから考えて高いとは言えません。
これはあくまで優等列車に使用を想定していた車両ならではではないでしょうか。
先ほどの写真の左手に見えたのがくずもの入れ。
水色にお化粧はしているものの昔からこのスタイルなんでしょうね。
こちら化粧台も使用可能でした。レバーをひねれば水が出てくるようになっています。
トイレもデッキ側に存在します。往年の「便所」の文字が素晴らしいですね。(^^;
乗務員室との仕切壁の様子です。
それでは扉を開けて客室へと進みましょう。
さて、こちらの車両ではロングシート改造が施されていますね。
手前デッキ近くはロングシートに置き換えられています。
赤いJR東日本ならではの表地が見えているのは優先席の証です。
ロングシート下には新しいケ込み板が貼り付けられています。
据え置き式の従来からの構造です。表地・詰物は適時交換されているようですね。
必ずしも優先席が固定クロスシートがいいとは限らないことを考えれば、
これはこれで有効なのかもしれません。ただ車椅子の方は出入口から利用が難しいです。
窓は2段式で下部は開閉が可能なことで風を楽しむことができます。
灰皿・栓抜きはもちろんありませんが、小テーブルがきちんと残されていますよ。
天井は裸の蛍光灯がやや離れた間隔で設置されています。
これぞ醍醐味扇風機が見えます。窓を開けて扇風機をまわせば、田んぼの涼風が涼しいですよ。
なお扇風機のスイッチは赤・白で側面の壁に千鳥配置であります。
こちらの車両では全部はクロスシートのまま残されております。
クロスシートで向かいの腰掛に足を乗せて充分花輪線をこれで楽しめますね。
クロスシートです。背ズリを向かい合わせにした4人掛がこちら。
従来のクロスシート仕様で背ズリは下部の詰物以外はほぼ直角、
また詰物も固めで正直長時間の着座はお勧めできるものではありません。
ただ背ズリ頭部通路側にある取手は大きくて使いやすいですよね。
車端部の一つ前にあるのがこの固定2人掛。脚台下は白に塗られたケ込み板でカバーされていますが、
おそらくは消火器等がここに収納されているのではないかと思われます。
妻部の様子です。車端部にちょっと赤い表地が見えるのは優先席となっているためです。
こちらがその優先席です。
最大の見所は妻部にあるこの狭い2人掛。(^^;
腰掛配置上どうしてもこの空間となってしまうためこのような変則的なものですね。
もちろん窓側にこの狭い空間に小テーブルを取り付けるわけにはいかなかったようでして、
こちらでは無理やり前の2人掛固定クロスシートの背面に取り付けられています。
鹿角花輪駅にて 03/07/11
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