JR東海 |
JR東海 キハ85系「ワイドビューひだ」「ワイドビュー南紀」
岐阜駅にて 2001/06/30撮影
紀伊勝浦駅にて 2007/05/04撮影
パノラマ形の先頭車の顔は滑らかなお顔。
側面の窓は連続しているかのようブラックでの外観。
行き先表示はちょっと変わった正方形に近い幕式と下部がLED式になった2種類があります。
今回多客期に取材したため増結も行われておりました。
そのため連結可能な先頭車側では通常は乗務員の出入扉が開放されており、
また南紀のヘッドマークも真近に見ることができました。
まずは普通車から入って行きましょう。
最初は入口・出口となるデッキにある出入扉から。
基本的に優等列車であるため乗降性よりも客室とデッキ設備に空間を取り、
出入口の空間としては必要最低限に取って、という考え方のようです。
扉内側は白の化粧板で施された美しい仕上がり。
出入口には段差を緩やかに感じさせる軽いステップが。
デッキ壁面はクリーム色に近い黄色。そこにこのデッキではゴミ入れが壁面にありました。
指定席車両にある自動販売機。時間帯や区間によっては車販もいないときには助かりますよね。
自動販売機の対面は車販準備室。
こちらは面白い風景が見れました。
デッキに飛び出したかのように大物の荷物を置いておける空間。
でもこれ完全に客室から分離されているのが落ち着かないですねぇ。
号車によってはこのようにカード式公衆電話が用意されています。
洗面台はこちら。丸い鏡で可愛らしく表現。水受けの下には小さめのゴミ入れ。
洗面台の下はこんなゴミ入れもあるんですよ。
化粧室はすべて引き戸です。洋式タイプ。
多目的室も用意されています。
車椅子にも対応する大きな化粧台。
こちらトイレも大型で車椅子が楽々入れる広さ。
中はちょっと寂しいですけど。
設備の曲線に合わせてゴミ箱なども曲線ライン。
全景をご覧下さい。まずは赤と白の横縞表地の見た目にも鮮やかな色使い。
それに対して他の壁や床などは白またはグレー色で構成されコントラストが強く感じます。
こちらは青と白の横縞表地。
客室内妻部の雰囲気です。まさにホワイト一色の妻壁。そこにやや黒スモークが入った扉。
扉上部にあるのはLED式電光表示器。号車・種別・停車駅等の情報案内を行っております。
キハ85ならではのお楽しみ。ハイデッカー仕様のため、
腰掛設置部分は通路よりも20cm高い位置となっております。
側面窓は2席分の大きな横長の窓。まさにワイドビューですね。
先頭車運転台の様子です。ワイドビューならではの運転席がすべてオープン。
前面展望がこのお陰でずっと楽しめますね。
この展望のためにここのLED式電光表示器だけは横1行の表示。
隅用足掛・隅用テーブルはこんな感じ。足掛は跳ね上げ、テーブルは折り畳めます。
運転席の様子はこんな感じ。
なお、連結中間車の運転席はこんな感じ。
普通車腰掛です。ほんとに目を惹く腰掛表地と反対に他の配色は実に地味目。
背面には背面テーブル、それからアミ袋がその下に設けられています。
バックシェル全体が樹脂カバーで覆われており、上質感は残念ながら感じません。
こちらは青ベースの表地。フリーストップリクライニングを倒し、
背面テーブルも使用状態としました。
側ヒジ掛は色違いで上中下それぞれ段違い。ちょっとごちゃごちゃした感じがします。
喫煙席の場合はヒジ掛の先端のつまみを掴んで引き出せば灰皿が収納されています。
また腰掛にはそれぞれ足掛が設けられております。
踏み込むとこのようにストッパーが掛かった状態となりますよ。
中間車に途中から改造して作られたのがこの身障者用腰掛と空間。
先述のハイデッキ仕様はここだけは取り払われ、床とフラットな状態となっています。
優先席側面には車椅子固定用のロープと上部へ跳ね上げ可能なヒジ掛が。
さて普通席フルリクライニングシート、背ズリ・座面ともにちょっと薄い感じはするものの、
長時間の飛騨路も過ごせる座り心地。
側ヒジ掛はヒジあて部分が滑らかな触り心地よい樹脂製。
足掛だってあります。
次はグリーン車です。半室がグリーンとなっております。
ひだ用として製造された中間車で普通車合造の半室グリーン車(キロハ)。
グリーン客室全景となります。半室構造かつ腰掛は両側とも2人掛で若干窮屈かな?
普通車腰掛の鮮やかな表地とは一変し、こちらはグリーン基調のシックな装い。
もちろんこちらもハイデッカーです。
妻部にこのグリーン車の最大の特徴がありました。
この出入扉をご覧下さい。なんとも言えないこの車両だけの丸デザイン。
またこちらの妻壁にあわせてLED式電光表示器が先頭車と同じく細長いものなっています。
こちらはなぜかと言うと・・・
実はこのように荷物置き場が妻壁と車両の壁との間に設けられているためでした。
グリーン車と普通車の隅用の仕様の違いは色と足掛。
隅用テーブルは同じ折り畳みでも普通車と比較して若干大きい。
また足掛はカーペット&モケット付でより豪華な仕様となっています。
半室普通車を繋ぐ出入扉は扉は同じですがLED式電光表示器は異なります。
反対側のデッキ側に出てみました。出てすぐ横には業務員用室がありました。
ちなみにその向かいは無駄な空間となってしまっています。
グリーン車専用の洗面台となります。特に普通車との差は認められませんね。
さすがにこちらグリーン車用腰掛だけあって大きめな腰掛が鎮座しております。
腰掛表地は緑色も入った落ち着いた配色で、それは側ヒジ掛にも巻かれていました。
もちろんフリーストップリクライニングで側ヒジ掛にはインアームテーブルが収納。
なおかつ背面にもテーブルもあり、下には物入れと足掛が。
足掛はカーペットトを裏返すと表地が張られておりました。
腰掛上部の荷物棚には読書灯が設置。
2008/04/30撮影
飛騨古川駅にて 2008/04/30撮影
まずはデッキ空間から。
デッキ空間を大きく占める大型車椅子対応トイレ。
中の様子です。
壁面の曲線に合わせるように作られたゴミ箱など。
対面にある車椅子でも使用可能な大型化粧台。
大きく張り出た水受け。
シャッターの閉じたカウンター、自動販売機はそのままですが、
携帯電話への移行に伴い公衆電話は撤去されてしまいました。
全景をご覧下さい。まずは赤と白の横縞表地の見た目にも鮮やかな色使い。
それに対して他の壁や床などは白またはグレー色で構成されコントラストが強く感じます。
一部腰掛は取り払われ、広い優先席スペースとなっています。
隅用足掛、優先席の方の専用足掛となっています。
天井を見上げると意外な光景でした。黒の横筋ルーバーがすっきりとした印象を与えます。
照明もその両側で明るい光を客室内へと注いでおりました。
扉上部のLED式電光表示器。
2022/09/09撮影
中間車普通車。
車椅子対応多機能トイレ。
残念ながら多少段差のある出入口、扉。
こんなところに缶入れとゴミ箱。
同じく車椅子対応の化粧台。
握り棒もこのゴミ入れもきちんと車椅子の高さを意識。
足元広く中まで車椅子のまま近づける洗面台。
先頭普通車。
富山駅から高山方向の向き、運転台に向かって腰掛が並び向いています。
運転台に近づくとグリーン車同様前面展望となっています。
妻部で目を惹くのが客室扉のすぐ横の箱。
実は避難用はしごが収納されている箱でした。ここ?
ここは車椅子対応としてデッキとフラットな高さとなっており、
その分だけ床がハイデッカー仕様の腰掛とは段差があります。
その間をご覧の仕切が仕切っており、いわゆる隅用テーブルが取りつけられています。
もちろんしっかりと足掛もありますよ。
横から見るとご覧のような感じ。ある意味グリーン席同様のスペース。
こちらは一般2人掛腰掛。中肘掛、足掛、背面テーブル、あみ袋。
機能満載の腰掛です。ただその造形は時代を感じますね。
次は先頭車グリーン車。
南紀用として登場した全室グリーン車(キロ)。
グリーン客室へと続くデッキ空間。
もともとのゴミ箱では足りない、分別出来ないのか増設あり。
左手に見えていた化粧室。
大きな丸ミラー、人工大理石の洗面台。
もうちょっと奥に進みます。左手は男子専用トイレ。
右手は男女兼用トイレ。
客室内へと入っていきます。
入ってすぐ狭いものの荷物置き場が。
高さがあるこちらはスキー板まで想定か。
2+1のゆとりある客室が運転台まで続きます。
最近の間接照明ではなく直接照明なところが車歴を感じます。
妻部にある折りたためる隅用テーブル。
側面窓は横長2席分。
妻部の様子。2人掛のほうに掲示枠がある他は飾り気のない妻壁。
客室内はハイデッカー仕様です。
さてさて肝心の腰掛はどっしりとした印象。
飛びぬけた特徴はないものの王道の仕様です。
背面は背面テーブルにモケットで枠取られた豪華あみ袋。
中ヒジ掛には過去のオーディオ装置でしょうか操作盤の跡が見られます。
前面大開口前面展望。
キハ85系ワイドビューひだ 高山駅を出発です 2008/04/30撮影(4分00秒)右クリック新しいタブでお願いします |
キハ85系ワイドビューひだ 猪谷駅を出発です 2016/10/10撮影(1分42秒)右クリック新しいタブでお願いします |
キハ85系ワイドビューひだ 高山駅を出発です2016 2016/10/10撮影(3分10秒)右クリック新しいタブでお願いします |
キハ85系 キロ85+キハ84-300+キハ85-1000 富山駅回送で出ていきます 溜めてからの富山駅構内に響く音が堪りません 2022/09/09撮影(46秒)右クリック新しいタブでお願いします |
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