JR西日本 |
きのくにシーサイド
紀勢本線 那智駅にて 99/8/21
紀勢本線 新宮駅にて 99/8/21
紀伊体験博開催に合わせて、JR西日本が用意した改造車「きのくにシーサイド」。
まるで新造車みたいに綺麗な車体は、いろいろと見所がありました。
まずは座席車から見ていきましょう。
座席車の入り口です。客室内の雰囲気にあわせて、
木を取り入れた落ち着いた配色の自動扉となっています。
中央にテーブルを配したクロスシート(ちょっと無理やりですが・・・)
が左右に並び、グループ客を想定して腰掛が設置されています。
車内中央はごらんの通り仕切られており、
その上部にはディスプレーが設置されています。
このディスプレーでは沿線の見所の紹介や歴史などを解説していました。
製作はJR西日本和歌山支社でした。
シャンデリアとして窓枠毎にこのような間接照明が設けられています。
もちろん天井も木の板を組み合わせて間接照明としています。
腰掛を見てみるとこちらはスーパーくろしおグリーン席と同じ腰掛。
余剰として出た腰掛を使いまわしているようです。
モケットは紫に近い色をしているのですが、
個人的主観ではそれほど高級感は感じられません。
改造車であることから、腰掛と窓枠との間隔が合っておらず、
ごらんの通り少々無理のある合わせ方となっています。
結果、腰掛と腰掛との間にはリクライニングしても余裕のある妙な空間が生まれています。
次はきのくにシーサイドのほかの儀装、そして展望車を覗いてみましょう。