JR東日本

きらきらみちのく

陸奥横浜駅にて 03/01/19


側面は窓が上部限界ぎりぎりまで大きく取られています。


先頭車にある「きらきらみちの」のシンボルマーク。
左上にはやや小さくLED式の方向表示があります。


野辺地駅にて 03/01/19

顔つきは「リゾートしらかみ」とそっくりですが、
なんといっても赤の色彩が強烈でまわりの雪の白にぜんぜん負けていません。



デッキから


まずは出入扉。入ってすぐ段差があるものの、扉自体は化粧板を纏い綺麗な仕上がりとなってます。


身障者対応の大きめの扉のある1号車の扉横には握り棒が設定されています。


1号車デッキはピンク色でコンパクトにまとめられた空間。
運転台方向に向かって左手には喫煙室。右手にはトイレとゴミ箱が設置されています。
まずは全車禁煙のため用意されている喫煙室に入ってみましょう。


もともとデッキの片側に設定されている喫煙室。必要最低限と考えられているようで狭いです。
大人が複数名入って入れ違おうとするとちょっときついといった感じでしょうか。
入って目に入るのは窓側にあるカウンターテーブルと灰皿。そして通路側には腰当。
ただこれ、通路側の窓が大きいためすごく低い位置にあるので果たして役に立っているのでしょうか?
簡易的な尻置きにしても、置きにくくむしろ狭い空間には必要なかったようにも思われます。
なお、テーブルの下にあるのはヒーターです。


室内から見た扉です。入り口は取手を引いて明けましたが、狭いこの部屋からはもちろん押して出ます。


ここにも腰当らしきものがあります。


今度は喫煙室の向かいにあるデッキにあるゴミ箱。分別回収もよろしく。
ちらりと右手に見えているのが沿線の案内冊子が状差しに差さっています。


その手前は身障者用車椅子対応の大きめのトイレ。標準装備ですよね。身障者マークもしっかりと。


今度は反対の3号車。こちらには喫煙室は無いですが変わりに男子用トイレがあります。
左手手前から洗面台、男子用トイレ、右手は女子男子兼用個室トイレそして状差し。


ごくごく標準的な洗面台。樹脂製の洗面台が空間と同じピンク色で配色されてます。


男子用トイレです。狭い空間ながらこれがあると男性は楽ですよね。


そして状差し。おなじピンク色の扉の向こうは一般車客室です。


それでは一般客室へと進みましょうか。



一般車


一般車全景です。進行方向によってこの眺めは変わりますが展望スペースから妻部方向を見ています。
左手は2人掛、右手は1人掛と左右非対照の座席配置となっています。
座席はちょっとだけハイデッキ仕様となっており、外観からも見てわかった天井ぎりぎりまで取られた
窓が最高に大きくとてもすばらしい眺望を楽しめるようになっています。
色彩は外観のショッキングな赤とは正反対なグレーを基調とした落ち着いた雰囲気。
腰掛の青がそれに同じ寒色系の色として引き立たせています。


そんな落ち着いた色彩にちょっとした工夫。グレーの床材には紙ふぶきをちらしたように
いろんな色が散らしてあります。ポップな感じが出ているのではないでしょうか。


より妻部に近づきます。デッキで構成されていたピンクを客室の扉でも色彩として採用しています。
腰掛の配置の関係もありますが扉はやや1人掛のあるほうに近づいた配置で中央ではありません。


扉上部にはステンレス製の装飾が施され、意匠的にもすっきりとした好印象ですが、
現在よく新車等で見られるLED式の電光表示器は設置されていません。
都市間移動ではなく車窓、列車旅を楽しむこのジョイフルトレインには到着時間は大きくは問題ではないですよね。
そういった意味で過剰に情報を案内することもないこの判断は正しいと思います。


妻壁の1人掛方を見ると身障者のマークのある小箱が壁に設置されていました。
ここには車椅子を固定するロープが巻き取り式で内臓されています。


今度は運転台方向を見ています。運転台すぐ後ろは展望室となっているため
座席で車内が埋め尽くされていることはなく空間にゆとりを感じますよね。


より運転台に近づきます。展望室がよく見えてきました。


その前に1人掛の腰掛の前にある展望室との仕切りです。


今度は2人掛の前の仕切り。隅用?のテーブルも大き目。




さて展望室です。こちらは1号車の展望室左手には窓に向かって、右手にはレール方向に向かってベンチシート。


展望室の窓は大きく1枚窓が採用されているため素晴らしい眺めが堪能できます。
その眺めを最大に楽しむためのベンチシートです。


運転台への出入扉です。扉そのものは大人一人が出入りするだけの必要最低限な大きさですが、
展望室の雰囲気に合わせて扉の色はもちろん窓も丸く切り取られていますね。


次は運転台方向のベンチシート。意外と前面展望はいまいちなのですがそれでも気持ちいい眺めです。




次は一般車の窓です。この車両の最大の特徴である窓は非常に大きなサイズを誇ります。
ユニット化された窓を採用するもののその圧倒的な広がりは車窓をめでるのには最高ではないでしょうか。


特に大湊線では1人掛側にはこんな陸奥湾の素晴らしい光景が広がります。


カーテンはフリーストップのロールカーテン。ユニットの半分ごとに設定されています。


そして窓壁にあるサイドテーブル。カップ受の溝が黒く塗られて切られています。
これがインサイドテーブルよりずっと使いやすいですよね。


続けて窓の上の網棚です。ここだけは淡い茶系統の色彩を採用し柔らかな雰囲気を出すよう工夫がされてます。


そして天井です。1本のカバーつきの照明に丸い間接照明。ジョイフルトレインらしい感じ。



次は一般車の腰掛を見ていきます。