JR西日本

寝台特急「なは」





熊本駅にて 98/6/27

いよいよ「なは」は夜が空けて最初の主要駅である熊本駅に到着です。
ここで多くの人が下車します。到着後後部2両を切り離しました。



<B寝台個室>


B寝台個室に潜入です。
まずは2階へのアプローチ部分ですがご覧の通りの色彩。
ただ備品のスリッパが懐かしい感じで泣かせます。
狭い空間ではありますが、階段の形状も丸くなっており細かい配慮が感じられます。
ただスペースの関係上どうしてもこの階段から各部屋へ入るのは狭くて窮屈です。




さて、個室の中に入ってみましょう。
狭い空間ではありますが、入り口とは床が高くなって仕切られています。
まずは床に置いてあるブルーのクッションが目に飛び込んできます。
ほかシーツと浴衣が置いてありました。
また窓は車体の上部形状に合わせて丸くなっております。


さて中に入ってみましょう。まずは窓のカーテンですが、
これは上から引き降ろすようになっています。
そのカーテンには「COMPARTMENT CAR」と小粋にロゴが入っております。どうです?


こちらはいま入ってきた入り口です。
扉外には電子ロックがついており、ちょっと外に出掛けるとき掛けられます。
上部には換気孔があり折り畳み戸となっております。でもこれ開けにくい・・・・。


さて壁面の備品、装置類ですがまず鏡がついております。
でも取り付け位置が低いのでいまいち。
そしてその下には照明、時計等のスイッチがついております。時計は勿論アラーム付き。
ただどうしてなのか、設備の関係上なのか冷房はいちいち高い位置にある
吹き出し口(バスやレールバスで見かけるあの丸いやつです。)まで立ち上がって
手で調節しなくてはなりません。この調節が一番寝ながらやりたいことなのに残念です。



<B寝台2段式>


お次はB寝台2段式です。さて中に入ってみましょう。


下段の様子です。ご覧の通りハンガーと浴衣、そして掛けふとんがあります。


そしてテーブル(これがまたほんとにテーブルだけなんで
対してものも置けないしガタンくる揺れが恐いので
開けたジュースなんかをあまりおいておけないんですねえ。)
枕も本当にクッション枕で使い心地は良くないかも。
ただモケットは張り替えていたので比較的気持ち良かったです。



<ラウンジ&レガート車>




まずはラウンジから。
これどこにあるかというとレガート車後部にあり、レガート部分とは別室となっております。
ただこのラウンジに行くとき、寝ている方がいるレガートの座席間の通路を通らなければいけない。
夜中に行くときは非常に気を遣います。

そしてこの空間大変間の抜けたものとなっており、この空間を写した全体の画像はないんですが、
画像の左隣に自動販売機があります。もちろんノンアルコール。
そんだけ。なんかなあ・・・。まだお酒でも売っていてカウンターでもあればいいんでしょうけれど、
ほんとにそんだけ。これじゃとれもここでくつろいで話す雰囲気にはならないなあ。
せいぜいレガート車の眠れない方がぼーっとするところでしょうか?
あまりにもそっけないこの空間、もったいない。乗られた方のご意見伺いたいです。
まだソファーなんぞがあればいいんだけどねえ。




さてついにレガート席に座ります。まず前後ろから。
まず気になるのがモケット色。赤と黒のコントラストがきれいであります。
が、この暑い日には暑苦しい。
黒の部分はレザーかと思いましたが、全てモケットでした。でもいいモケット使ってましたよ。
そして前の背ズリ部には読書灯が備えられています。
これで各人が好きなように読書等できるのはいいのですが、これ邪魔でないかなあ?
これも乗られた方のご意見伺いたいです。
そしてフットレストもついてリクライニング時はかなりフラットになります。なかなかいいのではないかな。
ただ真ん中の列の人は左右に人がいるので落着かないかも。



そして下に注目。このスリッパ立てはいいですねえ。
あまり必要性は感じられないんだけれど、とにかく上手にきちんと立てて置けます。
でもなんで左右にあるんだろ?片方は自分が脱いだ靴立てかなあ?



さて、いかがでしたでしょうか?かなり自分が居た個室から抜け出しての総力取材。
「なは」の設備の全貌が見えていれば嬉しいなあ。



他のページも見てやってください。