JR東海 |
東海道新幹線 0系
浜松駅に滑りこんできました 99/5/23 (美浜氏提供画像)
昭和37年試運転開始、そして昭和39年10月東海道新幹線開業とともに
いままで一線で活躍してきた0系。最盛期には2000両を超えました。
豊橋駅にて99/7/24
が、年月の経過とともに老朽化も始まり100系、300系と後継が登場、
平成11年3月には東京〜新大阪1往復、東京〜名古屋1往復。
ここまで淘汰されてきた0系がとうとう平成11年9月18日に、
東海道新幹線から引退します。
車両そのものは幾多の方がクローズアップされていくことでしょうが、
儀装という分野でわたしのページが記録のひとつになれば幸いです。
豊橋駅にて99/7/24
まずは指定席から入って行きましょう。
2列×2列の車外表示と座席指定車両の中です。
座席指定車はごらんの通りゆとりの腰掛配置となっており、
実は長距離乗車であるならが、以外にお得だったりします。
客室出入口すぐの腰掛は同様の形態をしていながら、
手前の腰掛と比較してわかるように座席幅が狭くなっています。
こうするのであれば無理に設定するのではなく、
1人掛にすれば良かったかもしれません。
それでは2人掛腰掛ですが、特徴が2ケありどちらも肘掛にあります。
まず一つ目は肘掛のソデ体にある斜めの丸棒。
これなんでしょう?機能的にはたいして役目を果たしていないので、
デザイン的な役目なのでしょうか。
二つ目は肘当て先端にあるこのミニテーブル。
背面には収納式の背面テーブルがあるのですが、なぜ?
確かにちょっとジュースの缶を置くのには便利ですが・・・
背面にまわってみると確かに背面テーブルがあります。
なお、その下の網袋糸は画像では赤ですが青の場合もあります。
窓側座席下部はご覧のとおり窓下にユニットが客室に出ています。
ちょっと邪魔かも。(^ ^ ;
次は自由席の様子です。
中は茶色をベースとしたストライプ地の入ったモケットの腰掛が並びます。
自由席車両では、シートピッチの関係で3人掛腰掛は回転できません。
よって車両の真中からお互いに反対を向いて腰掛が設置されています。
また腰掛も簡易リクライニングのため、シートピッチの狭さもあって、
あまり寛げる環境ではありません。
なおJR西日本車では下の通りモケット張替えのものもあります。
次はデッキでのサービス機器ですが、
まずは洗面台。ブルーの少々時代かかった化粧板がいい感じです。
こちらは冷水器。これも見かけなくなってきましたね。
むかしよく0系に乗った時には、なんとなくこの冷水器の水を飲んだものです。
東海道ではどんどんこういった設備が消えていく運命ですね。
豊橋駅にて99/7/24
いかがだったでしょうか。超特急0系の役目はすでに終わっているかもしれません。
しかし、この車両この設備があったからこそ、後継の車両はさらに向上できたのです。
special thanks! To mihama
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