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E5,H5系「はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの」
E5系 盛岡駅にて 11/07/27
ロングノーズの個性的な形状。
グリーンとホワイトのボディに、鮮やかなピンクの帯。
爽やかでスピード感あふれるデザインです。
フルカラーLED電光表示器ははっきりと見やすく。
ピンクの帯がポイントですよね。
グランクラスのある10号車にはグランクラスマークが外観にも入っています。
H5系 函館北斗駅にて 2017/12/30
E5系お帯がピンク色に対し、H5系ではラベンダーなどをイメージした紫色。
E5系ロゴがはやぶさに対し、H5系では北海道。
まずは普通車の様子です
デッキまわりから見ていきます。
5号車を除いた一般的な中間車の出入扉の様子です。
車内においては扉にもまわりの木目調に近いクリーム色が扉に塗られています。
E5系ベージュに対し、H5系では萌黄色に。
デッキ備え付けのゴミ箱です。左手が缶・ペットボトル入れで右手はそれ以外のくずもの。
さらに右手には雑誌や新聞専用の投入口が見えています。
では7号車のデッキまわりを見ていきます。
右手に見えている女性トイレを示すサインのこの空間が7号車や1・3号車にだけある女性専用化粧室です。
女性の乗客の意見を取り入れたこの化粧室には、
用を足すことはもちろん乳児のおむつ換えや着替えなども行うことが出来ます。
対面には洗面台が用意されています。なお通路とはカーテンで仕切れます。
女性専用化粧室の反対側は男女兼用トイレです。もちろんこちらでもおむつ換えは可能です。
ちょっと扉が狭いので子供もだっこしたままでは入りづらいのですがね。
奥に見えているのは男性用トイレです。
各車両にある洗面台の様子です。背面はカーテンで仕切ることも可能です。
洗面台は真っ白の洗面台に、手洗いと石鹸、そして乾燥機能を完備した優れもの。
こちらは1号車のデッキです。
いずれにせよデッキ空間にも木目調を採用したことにより明るくなりましたね。
3・5号車デッキには公衆電話も用意されています。
こちらの写真は3号車の様子です。
デッキにそのままに設置されているので
まわりの環境からちょっと相手の声が聞き取りづらいかもしれません。
それでは扉真ん中には黄色味かかった窓がある扉を開けて客室内へと進みましょうか。
グレーの濃淡が面白い表地を纏ったシートが配置された普通車客室。
それに対して床面と壁面との色の対比も寒色系ならではのすっきりさです。
腰掛は海側に3人掛、山側に2人掛を設置、照明はカバーこそありますが直接照明となっています。
客室内天井照明がE5系蛍光灯に対し、H5系ではLEDに。
荷物棚より下はウォームグレーの白基調の壁面で、逆に上は木目調となっています。
妻部に近づいていきます。妻壁は全体が木目調の壁面。
扉上部には大きなフルカラLED電光表示器が、さまざまな情報を客室内へ提供しています。
同じく妻壁にある隅用テーブルです。
進行方向によって前面に腰掛がこない場合はこちらの隅用テーブルを使用します。
テーブルとテーブルの間にあるグレーの四角いものは電源コンセントです。
隅用には人数分のコンセントが用意されています。
なおさらに足元にはドリンクフォルダも用意されていますね。
腰掛ですが、表地同様フレームもグレーの配色。
シートピッチが従来車に比べて拡張されたということでさらにゆとりが膨らみました。
なんと言っても普通車では初めて採用された可動式の背ズリの枕。
これで座る乗客の背ズリ高さ低さ位置に合わせて移動させることでいいポジショニングが出来ます。
座り心地は座面はやや硬めながらちょうどいい感じで枕と合わせて快適に過ごすことができるんではないでしょうか。
背面には小さいながらも網袋とドリンクフォルダーが設けられていました。
背面テーブルを収納した時に貼られている注意書きです。
窓側足元には電源コンセントがこのように用意されています。
H5系ではコンセントが窓側足元のみならず腰掛背面下部にも。
H5系では窓のブラインドがアイヌ文様等にヒントを得た柄のデザインに。
次はグリーン車の様子です
まずは出入扉から。普通車とは違いがらりと雰囲気が異なりました。
濃い色の木目調の壁面に深く赤で塗られた扉はとても印象的。
車椅子にも対応できるように5号車とは別にここ9号車でも扉は対応可能な大きさの扉。
当然車椅子の方が握りやすい高さの位置に握り棒がありました。
ゴミ箱の仕様は普通車と同じでした。
山側出入口から見て右手すぐにあるのが車椅子対応大型トイレ。
丸みを帯びた曲線の大きな扉が利用を待っています。
扉横にある開閉ボタンです。出入扉のボタンと同じような仕様ですね。
角度を変えて入口を見ています。見事な曲線です。
デッキ真ん中に立ち、さらに奥の空間を見通しています。
左手に見えていたのが男女兼用のトイレ。
壁面に合わせ各トイレの入り口の扉はみな茶色に塗られていました。
大型トイレ奥にあるのが化粧台。カーテンもこちらは赤ですし雰囲気がずいぶん違いますね。
洗面台そのものは普通車と全く同じ仕様です。
上記とは逆に向くとグリーン車客室が始まります。扉は完全に向こうが見えない仕切られた空間。
グリーン車客室内へと入ります。
ブラウンベージュ色の表地である腰掛をはじめとする
暖かな落ち着きのある色合いがいかにもグリーン車仕様。
腰掛は2+2人掛腰掛を配置しゆったりとしています。
天井に向けて間接照明の明かりが見えています。
そして窓上からも間接照明の明かりが柔らかく差し込みます。
フリーストップの日除けはオフホワイト色で優しい感じのするもの。
窓枠には狭いながらちょっとした小物はおけるテーブル付。
妻部の様子です。大きなフルカラーLED式電光表示器による各種サイン・情報提供。
扉は客室側もメタリックグレーの一歩上の雰囲気の扉がライトウォールナットの木目調壁面に合っています。
妻部にあるのは隅用テーブルとドリングフォルダー。
普通車にも同様の設備はありますが、いずれもライトウォールナットの木目調がポイント。
同じく壁面にある車内誌を収納しておくマガジンラック。パイプ仕様とは珍しい。
さてお楽しみの腰掛です。今までの車内雰囲気に合う高級感を漂う腰掛を、
ということで用意されていると思われる腰掛だとは思いますが、
コスト制約の中でなるべく高級感を出したような仕様のように思います。
しかしながら機能としては電動レッグレストを用意し長旅の足元をケアし、
各腰掛には専用のLED読書灯が設けられています。
また、背面テーブルはもちろんカクテルテーブルまで備えて機能は揃えております。
中ヒジ掛の左右にパネルとして各ボタンが用意されています。
真ん中が電動レッグレスト調整、灯マークが読書灯、手前に出ているボタンがリクライニングです。
中ヒジ掛自体はパネル部分にあたるところは樹脂製でそれ以外はレザー張りです。
レザーの皮膚への接触の感覚は程よく柔らかく上々だと思います。
テーブルを出してみました。カクテルトレイは背面テーブルとはぶつからない位置でいいと思います。
背ズリ耳のところにある読書灯です。LEDですのでスポット性は高く明るいですね。
それでは背面の様子です。テーブルラッチが樹脂一体成型で帽子掛けとともに背面に取り付けられています。
非常にすっきりとしていていいのですが高級感とはまた違う感じがします。
背面テーブルにある注意書きですが、中ヒジ掛にある機能を中心に記載されています。
中ヒジ掛一番前にあるコンセントはAC100V 2A 50Hzだそうです。
背面下部にある小物入れとドリンクフォルダーです。ドリンクフォルダー要るのかなぁ?
ヒジ掛形状がなかなか優れているのではないかと思います。
ほぼ三角形の形状に表地でその中を装飾したお陰で縁取りが白く綺麗にでき、
離れてこのように見たときには対称がすっきりはっきりした仕上がりと言えます。
最後に妻部にある、1人掛身障者用腰掛です。
車椅子固定用バックルが側ヒジ掛に見えていますが、
↓の通り下のほうにはベルト装置が備えられています。
最後にグランクラスの様子です。
まずはその空間への入り口から。9号車から10号車を見ています。
グリーン車と同じ扉ではありますがGLAN CLASSと書かれた扉はその存在を表示。
扉横からも間接照明を当てて暗さの中に扉の存在を引き立たせています。
さて、中に入ると暫く客室に向かって通路が続きます。
画像では先ほどの扉に振り向いた状態で見ております。
完全にこの通路がグリーン車とも違う空間の違いを演出していますね。
業務用の個室があるほかはただただ通路を通ることになります。
こちらがその業務用室。
入口扉横にあるのはグランクラス専用のゴミ箱。
仕様としては他の車両と同じで分別廃棄となっています。
なお先に客室を抜けて10号車デッキの様子をご覧頂きますが、
グランクラス専用のデッキとなるため他の車両とは違いヒジ掛が異なります。
これはどちらかと言うと乗務員用になるのか、マガジンラックに車内誌と時刻表が置かれていました。
それではいよいよグランクラスの客室へと進みます。
腰掛の本革の白色のシートと赤絨毯、
そして壁面のウォールナットの木目調全体が調和し、
雰囲気は嫌みのない高級感が漂っています。
定員18名と定員から見ると小さな客室をイメージしてしまいがちですが、
実際の腰掛の配置を見てみてなるほどこれはもう空間をゆっとりと、
でも全体を余すところなく活用しているのではないかと思います。
天井はほかの車両とは違い枕木方向に間接照明が配されています。
狙いは間接照明ながらスポット照明感覚を狙ったということでしょうか?
車両両側にあるハッチ式ラゲージトランクです。
グランクラスだけに採用されました。ちょっとラッチが固めなような気がしました。
ラゲージトランクを下から見上げるとこんな感じ。緩やかな曲線に白地。
画像では判りづらいかもしれませんが、たくさん荷物は入るようです。
側面窓の様子で日除けを降ろしております。
間接照明が当たっており窓枠が光っておりますが反射です。
妻部の様子です。ウォールナット木目調の壁面は立って見える位置にはなにもありません。
あるのはこの扉上部のLED式電光表示器だけ。
隅用マガジンラックです。やや下目に設置されています。
さて肝心の腰掛はどうか。まずは2人掛から
グランクラス専用に用意された腰掛。
まずはバックシェルも含めその圧倒的な存在感は従来の新幹線車両腰掛とはまた異なります。
2人掛腰掛ではありますが、中ヒジ掛の部分が相当厚みがあるため別々の腰掛に感じられます。
色彩的にはやや暗めの空間にはっきりと映える白のレザーがとても印象的。
バックシェルの非常に滑らかな曲線は腰掛のみならず、後ろの足掛スペースにまで拡がっていました。
下方目線から見た腰掛はレッグレストが床近くにまで垂れ下がっており、
レッグレスト作動時の脚への気遣いが感じられます。
中ヒジ掛の様子です。もうヒジ掛というよりは収納箱のようなサイズですね。
機能的には一番頭端に電源コンセントが用意されています。
中ヒジ掛上部にあるのはカクテルテーブル。
わざわざ大きなテーブルを引き出すまでもないちょっとしたドリンクは、
このテーブルを展開することで簡単に置くことができます。
左が収納状態、右が展開状態の時の場合です。
中ヒジ掛をずっと背ズリ方向に上がってくるとここに読書灯が用意されていました。
腰掛や車両壁面から照らすのではなく、腰掛に取り付けられ柄の部分を自由な角度に変えることができ、
LEDのスポット性の高い照度で明るく照らし出します。
また腰掛と腰掛の背ズリ部間にはこのような透かしの入った、
簡易的な仕切りが設けられ着座に隣の乗客の顔がそのまま見えることがありません。
腰掛側面から見るとこの通り、着座時は横から隣の乗客がはっきりとは見えません。
また中ヒジ掛側面にあった収納箱から収納式テーブルを展開してみました。
カクテルテーブルとは違いこちらはパソコンも置ける大きなテーブルです。
独特のバックシェルから背面テーブルは当然出来なくなってしまったからだと思いますが、
ちょっと他の機能に比べてこちらのインアームテーブルだけは使用まで面倒ですね。
側ヒジ掛座面側内部はご覧のように中に抉れた感じになっています。
座面有効幅が広いためどれだけの効果があるのかどうかわかりませんが、
これにより実質上のゆとりがさらに広がることになります。
それから側ヒジ掛先端にあるのが腰掛を電動で作動するためのボタン類です。
ボタン操作については下方にて説明致します。
今度は真背面から腰掛を見てみましょう。
手前に向かってにょっきりとバックシェルが伸びているのが判ると思います。
背ズリ下方これはデザインだからなのでしょうか、くぼみがありますね。
ちょうど中ヒジ掛裏手にあたるこの部分、こちらは中が空洞になっていて、
ここがマガジンラックとしての機能を果たしています。
バックシェルに記載されておりました。Designed by HITACHI Kawasaki RECARO
今後は1人掛をご覧下さい。
1人掛は2人掛の中ヒジ掛がないだけ小さくはなりますが、
側面からも若干離れて腰掛を配し、やはり余裕の広さですね。
インアームテーブルは側ヒジ掛の中に収納されています。
また読書灯も側ヒジ掛上部にありました。
左手が点灯前、右手が点灯後。
リクライニング前の背ズリの様子です。
こうやって見ると背ズリがそそり立っていますね。
背ズリ下方では1人掛もこのように凹みがあります。
大きくクッション性があり、上下移動も可能な枕。なかなか気持ちいいですよ。
違いは足元にあるマガジンラックですね。
中ヒジ掛が1人掛にはないのでどうやらここに置くことにしたようです。
なんだかちょっとここだけ都合による配置でちょっとデザイン性とは違和感を感じますが。
こちらが1席づつ用意されている「座席機能のご案内/SEAT INSTRUCTIONS」。
両面に印刷された解説書にラミネートが施してあります。
まずは機能の紹介から。『読書灯・カクテルトレイ・ダイニングテーブル
・コンセント・シートコントローラー・可動枕』
こちらはシートコントローラー/オートポジション機能の解説です。
たおすボタンを押し続ける
『背もたれが倒れてレッグレストが伸びます』
おこすボタンを押し続ける
『座席の位置が元に戻ります』
こちらはアテンダントコールの呼び方。
指定車両でアテンダントが乗車している場合は呼ぶことが出来ます。
『車内サービスをご利用の際は、このボタンを押し、アテンダントをお呼び下さい
アテンダントコールを押すと、コンセント上のランプが点灯します』
グランクラスだけの特別なサービス。ぜひ一度は使ってみたいものですね。
裏面も「座席機能のご案内/SEAT INSTRUCTIONS」。
こちらはシートコントローラー/各部の調整の解説です。
フットレストの長さ・背もたれの傾き・座面の高さ・レッグレストの傾き
を各<>ボタンを押して調整する位置・方法が記載されています。
こちらはダイニングテーブルの解説です。
『@取手を手前に倒すA取手を引き上げるBテーブルを下ろす
Cスライドして位置が調整できますD片面でも両面でもお使い頂けます』
Bまでは感覚的に判りますがCスライドはこれで機能を知りました。
読書灯『先端部分を回すことにより読書灯が点灯します』回して点灯させます。
カクテルトレイ 『トレイを広げても閉じた状態のままでもお使い頂けます』
E5系 新青森駅を出発です。(2分24秒) 右クリック新しいタブでお願いします ダウンロード[e5_shinaomori-st_start.mp4(55,361KB)] |
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