JR九州 |
SL人吉/快速人吉(機関車 58654/ DE10形 + 客車 50系700番台)
←人吉 □1号車(展望有)+□2号車(ビュッフェ有)+□3号車(展望有)→熊本
人吉駅にて 12/12/29
年末年始のこの日はSL牽引ではないものの、SL人吉と同じ客車を用いて快速人吉が運行。
展望車の様子です。こちらは1号車。
客車側面は黒一色で塗られた外観には金色でロゴ入り。
それでは客車へと入りましょう
1号車
1号車デッキの様子です。黒々としたデッキ空間には男女兼用多目的トイレがでっかく存在。
そしてすべり止めの付いた出入扉は客車ならではの段差を降りたところ。
そしてトイレの対面にあるのが「ミニSLライブラリー」で下はラゲージスペースとなっています。
ライブラリーと言っていますが模型のSLが展示されており、どちらかというとギャラリーですね。
背後車掌室がある空間。
デッキ側を見ています。左手がトイレでかなり客室側に飛び出ています。
客室へ入って最初右手はデッキから続くトイレスペースが場所を取り、
左手にはご覧のような車椅子スペースが設けられています。
単純に握り棒ではなくテーブルも設けたところがちょっと変わったところ。
天井はレトロ風に拵えられた雰囲気のある感じ。
デッキ側に近い部分は茶色の布地を纏った固定クロスシートが展開されます。
真ん中は2人掛で両隣が4人掛ということになります。
いずれのクロスシートには固定式テーブルが真ん中に備えられています。
緩やかに曲線を描いた背ズリからヒジ掛までの木製仕切り。
背ズリそのものも3段式に緩やかにかつクッションも柔らかく造られています。
さらに奥に進んだエリアは黒の本革を纏った腰掛となっています。
ダクトとなる部分は敢えてコーナーを大きくしてギャラリースペースに。
それでは1号車展望席スペースへと進みます。
大きく足元まで切り取られた窓の解放感が空間に拡がっています。
白木、メープルウッドが柔らかな木の感じを伝える素敵な空間。
ベンチや椅子が3方向に亘って外を向いています。
右手に見える扉は非常用扉という扱いで通常開くことはありません。
さまざまな表地のクッションが楽しいベンチ。
子供専用特別席(笑)。
年末年始バージョン。
真ん中にあるのはまわりが縁どられたテーブル。
きっとここでみんなが飲み物片手に流れる車窓を楽しめるイメージで設定したのでしょう。
LEDが展望室を照らす。
1号車から2号車へ。
まずはグリーンの表皮を纏った腰掛を通り抜け、
ワインレッド色の本革で包む腰掛の空間があり、
表地一つでまた違う表情を見せてくれています。
それでは暖簾の向こうのビュッフェコーナーへと進みます。
車両の1/3くらいがビュッフェコーナーとなっておりました。
大きなカウンターは曲線を描いて広く取られており、
そのすぐ前を大きな窓が占めるためそれでも解放感に満ちています。
肥薩線沿線ならではの食べ物やお土産が秀逸。
ビュッフェコーナーにもギャラリーが存在します。
こちら側は壁面にあたる部分ですが、このギャラリーがあることで印象が違います。
下方に見えているのはゴミ箱となります。
流れゆく車窓を楽しみながらビュッフェで買った飲み物でここで一息。
それでは最後に3号車へと進みます。
入ってすぐの連結側のデッキには出入口隣にテーブルが用意されています。
なにということはないのですが、ちょっとした荷物置きにもなるしゴミ箱も用意されています。
対面から客室へと入ることになりますが、
右手には男女兼用のトイレが用意されています。
入ってすぐに左手にあるのがミニSLライブラリー。
ベンチながら腰掛は深々とどっしり座れる腰掛。
掲げられている絵画はSL人吉をモチーフにしたもの。
SL文庫を前に見て右手、上記腰掛の対面にも絵が掲げられています。
クリスマス仕様でした。
さらに奥に進むとこの3号車は多くがクロスシートが拡がります。
腰掛はすべてが茶色のモケット表皮。
仕切り向こうもさらにクロスシートが拡がります。
木の色合いが変わるだけでこんなに違って見えるのですね。
格調高いローズウッドの展望車へどうぞ。
1号車とは全く異なる雰囲気に見えます。
基本的な腰掛の配置は同じですがちょっと異なる部分もあります。
まず入って左手にあるのは縦に並ぶ2脚。
背ズリのカーブがなんとも艶めかしい。
さらには子供特等席でこちらにあるのは朱色。
対面にあるベンチシート。
1号車とは対照的な黒の塗色を施された非常扉。
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