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東京都交通局 300形(日暮里舎人ライナー)
見沼代親水公園駅にて 08/06/15
ステンレス製車両に描かれた帯の色は、緑が沿線の自然を、
ピンクが街の活性化をイメージしているとのこと。
早速入って行きましょう。
まずは日暮里寄の先頭車両の様子ですが、左右にクロスシートを配置。
床面のオフホワイト色に対し腰掛の深い色のコントラストに目が行きます。
クロスシートは固定なのですが、この車両では2人掛腰掛が日暮里方向を向いています。
左手に見えている2人掛腰掛の前の仕切板です。
樹脂製の黒の摺りが入った板がパイプフレームに取り付けられています。
あわせて車両天井へ繋がるポールとも繋がっていますね。
立席のポールが出入口方向に曲がっていることから
パイプが着座する乗客との接触防止に配慮がなされているのが判ります。
腰掛そのものは通路側にはヒジ掛がなく、フレーム類を見ても必要最低限の仕様。
1人掛腰掛はというとこちらはまた面白くて小物のバックを置けるくらいの棚が腰掛横に。
でもヒジ掛はなく、このスペースはなんの意味で設けられているのでしょうか。
ところが位置によってはこのように窓側にヒジ掛が用意されているところも。
側面窓は固定で開閉できないユニット窓。
車両中央に立っていると、それでも窓の開放感を感じます。
天井に目をやるとレール方向に案内表示器がありました。
出入口は頭上がすでに一杯なのでここに来たのかもしれません。
その出入口ですが、やはりこうやって見るとここに案内表示があっても、
やっぱり見にくいのではないでしょうかね。
扉そのものは金属地が見えるそのままの簡素な仕様。
足元の床の黄色は滑り止め防止加工が施されていました。
ちなみに頭上には代わりに路線図が掲示されています。
日暮里〜見沼代親水公園まで片道約20分。全13駅となっています。
もう少し奥に進むと見えるオレンジ色の腰掛は優先席。
優先席スペースだけは吊革も黄色。
2人掛出入台横のロングシートです。引き込みの模様以外はいわゆるベンチ。
反対の2人掛出入台腰掛です。背面には握り棒付き。
妻壁腰掛です。特徴的なのはなんと言っても背ズリ。
それではくるっと反対を向いて運転台方向を見てみます。
日暮里舎人ライナーは自動運転であるため運転台は開放されています。
運転台すぐにある腰掛は通常の腰掛も兼ねています。
左手は貫通扉で、車両内には非常用階段が備えられています。
腰掛は運転台腰掛と同じ仕様ですが、背面に消火器が収められていました。
見沼代親水公園寄りの車両も同じ腰掛配置。
中間車も基本は同じ配置なのですが、車端部だけが異なります。
車椅子スペースが設けられていたりします。
横にわたされた握り棒は、棒だけではなくて健常者がこの位置に立った場合は
東京都交通局 300形(日暮里舎人ライナー)見沼代親水公園駅出発です。(1分55秒)
ダウンロード[300_minumadaishinsui-st_start.avi(98,257KB)]
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通常は左右どちらかが優先席であることが多いのですが、
でもそれと腰掛表地の色以外は優先席であることをアピールはしていません。
連結部の開口にあわせて通路を歩く際に邪魔にならないように
だけを考えて作られたと思う見事なカーブです。
有人で運転する場合の運転台が右手に蓋付きで収められています。
いわゆるベンチで、座り心地がどうのこうのではないですが、
ここに座ったときの前面眺望は楽しいですよ。
今後は1人掛腰掛が進行方向を向いていますね。
先頭車では優先席であったのがこちらでは一般席であったり、
腰掛られるように詰物が巻かれていました。
下部に開いて見せているのは車椅子を固定するためのロープです。