大手民鉄

京阪電気鉄道「800系」



京阪山科駅にて



早速車内に入ります。


先頭車の前方部分の様子です。
固定腰掛が並んでいます。出入口には仕切板があり、
着座中の乗客のスペースを確保しています。


固定腰掛に近づいてみましょう。
ふんわりとしたモケット地に鮮やかなエメラルドグリーンが目を惹きます。
非常に脚台などのフレーム類が軽量化されて作られており、
外見からもとても軽そうに思います。
背ズリはちょうどリクライニングした状態のように思えますが、
実は固定で、回転もできない腰掛です。ただシートピッチは広いため、
進行方向と逆の時を除いて、それほど制約を受けないですみます。


今度は出入口固定腰掛です。
腰掛そのものは中間の固定腰掛と変わりはほとんどありませんが、
左に見えています、出入口との仕切に注目です。
仕切の棒に出入口付近の立席者の為にベルト状のクッションが巻かれています。
シンプルなつくりながら、嬉しい配慮です。


今度は妻壁腰掛です。
腰掛はコストダウンのためでしょうか、中間の固定腰掛と共通です。
こういう割り切りもいいのかもしれません。


脚台の脚はご覧のとおりです。
この脚にもしっかりと取り付けられているものの軽量化を感じられます。


最後にロングシートです。固定腰掛と同じモケットを使用しています。
気になったところは背と座の間の部分。
普通ここには板にモケットが巻かれたものが取り付けられているものですが、
このロングシートはその部分にはなにもなく、SUSの地が見えています。
評価の分かれるところでしょうが、これも過剰な装飾を省く意味で、
いいのかなとも考えますがいかがでしょうか。



京阪800系浜大津駅発車後の車内案内。(1分56秒) ダウンロード[800-hamaootu-start.ra](214KB)

京阪800系上栄町発車・到着。(1分21秒) ダウンロード[800-kamisakaemachi-start.ra](150KB)



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