大手民鉄

近畿日本鉄道 2013形「つどい」




鳥羽駅にて 2016/01/23

2013年10月に開催された第62回伊勢神宮式年遷宮に合わせ改造投入。
明るく楽しく、伊勢志摩の見どころをたくさん感じられる車内となっています。



1号車 海をイメージした風のあそびば



窓に面していずれの腰掛も向いており、流れゆく車窓を楽しめます。
暖色系の色を多用した客室空間は温かみがあり、
出入扉も通常時は締切扱いとしているため空間を感じます。
奥にはあそびばが控えています。


特に天井通路部分はオレンジ色となっており、インパクト有。


床面にはなにやらイラスト入り。伊勢エビですね。


窓枠はもともとの種車から変えていないようですね。
でもそのやや下にフリーのテーブルを設置。


そのテーブルやや上には黒地で伊勢志摩名産のイラストも。
白地のほうは2号車の販売品の案内です。


1号車だけではないですが壁面にはさまざまな額が装飾的に飾られています。


翻って後方妻部は化粧室と準備(室)。


まるっと車内半分を区切った化粧室は大きめ。
化粧室使用ランプはどうやら他車の流用品のようです。


アコーディオンカーテンで仕切られた空間には
どうやら売り物など各種詰め込まれているようです。


出入扉前には床面にデコレーション。
右手の黒いものはゴミ箱です。


それではガラス仕切り、引き戸を開けてあそびばに入りましょう。


なにやらポップな感じでカラー各色のソファーにたくさんのゆいぐるみ。


床面もモザイク的な色使いと色調。


海をイメージしているので、イルカなど海の生物が多いです。


さらに奥へ進むと撮影スポットになっています。
両側のソファーに座っているのはパルケエスパーニャのキャラクター達かな。


扉部分のスリット部からは天気がいい日だと解放され風が入ってきます。


翻って妻部を見たときの光景です。
側面の波と思われる握り棒がなみなみで楽しげ。


ここは天井はスカイブルーでした。


入口左手にあるのはくつ入れ。土足厳禁でお願いします。



2号車 新しい遊びのスペース イベントスペース



2号車はイベントスペースといったところで詰め込んでます。
2016年現在は手前名古屋寄にハンモック、続いてボールプール、
販売カウンター、そして客席とごったな感じです。


まずは非常に目立つハンモックですが、キッズがちょうどいいサイズ。
乗車したときもさっそくみなさん体験していました。
2つあって寝心地も悪くなさそうですが、
ただ子供達は一度きりで次へ行っているようでした。


床面のこちらにもハンモックから流れ出るようにモザイクが。


お次はボールプール。縦長なのでちょうど
写真で見ている方向からダイブすると気持ちよさそうです。
先ほどの写真の通りハンモック側にはちょっとした親監視用腰掛スペースもあり。
またこのボールプール部分は窓も目隠しがきちんとされています。


あくまで海のイメージで。


ボールプールと販売カウンターの間には紹介のモニターと、
乗車時にも手渡しでくれますが乗車記念証、それから日付印鑑。


さて販売カウンターです。こちら側には手洗い台と小型冷蔵庫が見えています。


そして販売カウンター。販売員の方は海女さんの恰好をされています。
左手の衝立の向こうは駄菓子屋さんコーナーです。


それで最後に妻部にはちょっとだけ腰掛が並びます。
ここはちょっと落ち着かないでしょうね。


ハンモックの反対側妻部は車椅子スペースと、
向かいはここだけロングシートが残されています。



乗車したときは車椅子スペースに記念撮影グッズが置かれていました。



3号車 運転士気分が味わえる こども運転台

鳥羽駅にて 2016/01/23



基本は1号車客室と同じ3号車。
あそびばがない分だけ客室が広いのですが、
目玉はこども運転台です。


運転台を覗き込んでみましょう。少し高台になっていて
子供の真似事としてはなかなかの造り。
なりきり制服もあってこれは電車が好きな子は嬉しいでしょう。


他車ながら本物のレバーを備えた運転台。
でも機器盤は路線図など優しくしてありますねぇ。


賢島からの乗車はこの1号車の出入口からきっぷ拝見となりました。
扉もきちんと木目調シートが張られています。




最後に腰掛へと参ります。


リクライニングしない固定のまぁベンチに近い腰掛。
座面はクッション性があるので悪いわけではありません。
小さな子供を連れた家族連れが車内をあちらこちら、
ということを考えればこの程度でいいのかも。
左右ともに窓方向を向いていて車窓を眺めるのにはいい感じです。
ただ若干ヒーターが邪魔で足元が狭いのはしょうがないか。


色彩の系統としては同じようでも多様なパターンで変化をつけています。


背面はおそらく難燃性の樹脂混合木製パネル。



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