大手民鉄

21020系 「アーバンライナーnext」



近鉄名古屋駅にて 03/03/29

nextではより曲線美を見せています。


連続窓の外観はその下の黄色の帯とあいまって上品な美しさ。


近鉄難波駅にて 03/03/29

1、2号車外観です。左手縦の縦列窓部分が喫煙コーナーです。



レギュラーカー


このアーバンライナーnextでは全席禁煙となったため、喫煙スペースが1、5号車に設けられています。
この喫煙スペース真中の通路を挟んで左右対象でそのスペースが設けられているのですが、
煙がなるべく分散しないように囲いでそのスペースを取り囲んでいるため少々狭いのが難。
先程見てもらった外観の縦列の窓は車内から見るとこんな感じ。
窓や空間が開放的だとなんとも落ち着かず、
立席スペースながら人間がある程度隅が落ち着く心理をうまく活かしているのかもしれませんね。
なお、ここにも液晶表示器があります。


大理石フェイクな灰皿テーブルは集煙装置であるみたいです。もちろんそこには握り棒も忘れていません。


こちら5号車の様子。向こうは6号車デラックスカーです。左手は大きい車椅子対応のトイレ。
車椅子に座ったままでも操作可能な大きめの緑と赤のボタンが見えていますね。


右手奥には洗面台があります。やや狭いながらも清潔で個室感覚の洗面台は女性にはありがたいはず。


4号車には自動販売機が設置されています。


その対面にはやや壁で仕切られたカード式電話があります。ここでもスポット照明ですよね。


こちらは1号車へと続く貫通扉。

客室内へ入ります。


まずは全景から。オフィシャルページにも記載のある通り、「カジュアル空間」が見て取れます。
のちに見れますが側面は黄色のストライプの柄を採用、自然な感じで空間をまとめています。


天井照明は間接照明を多用しています。真中は空調口がデザイン的にも洗練されてあり、
左右に横から光を照らし出す感じで蛍光の灯りを間接照明としています。
また荷物棚下にも間接照明を設置、照明に対するこだわりを感じます。


最近見られる席番の大きな明示が目に惹きます。中央に見えるは可動可能な帽子掛です。


妻部を見てみましょう。左右にもスポットライトが照らしだし、車内を装飾しています。
扉は合えてなのでしょうか、透かしもそれほど大きくはありません。
注目すべきは扉上部にある表示器ですね。従来のLED式の電光表示器ではなく、
液晶での案内を行っています。


これは通常時の案内表示状態で、号車や行先が表示され下部は英文での案内です。
日中であれば時折橋梁などを通過中に前面展望の様子が映し出されたりもします。
途中停車駅などでは出入口などの案内もあり、より情報は細かくしかも液晶で見やすくなっています。


隅用足掛です。カバーが大きいので大げさに感じますが、バーに近い金属製の足掛です。


側面窓はこんな感じで、カーテンはロールカーテンではなく横引き布製でした。
内面では大きな2席分の窓となっており、途中の山間部での眺望も確保できています。


ただコストダウンなんでしょうか、斜めに切られた窓枠に小物を置くことができなくなってしまいました。
そこで申し訳ない程度に小物テーブルが取りつけられているのですが、
これ、500mlのペットボトルなんかは置くことができないので少々難ありといったところです。


さて腰掛ですがオフィシャルページにあるゆりかご型シート。
背ズリを倒すと座面後方が連動して沈み込み、凹形状のあるクッションと合わせて
体が包み込まれるような感覚を得られるものとなっています。
座ブトンも2層構造の更に向上した座り心地を目指しています。
基本的には長時間着座するためやや硬めな感じとなっています。


リクライニング状態の様子です。また合わせてインサイドアームテーブルも取り出しています。


背面はバックシェルに覆われており、そのシェルに網袋が設けられています。
背ズリ上部の角みたいなものは取手。ただ掴みにくいような気がしますけれど。


またシェル上部には車内案内シールが張られています。大きく見やすいですね。


それから足掛はこんな感じ。通常は少し奥に折り畳まれた状態になっています。


使用時には腰掛と同じ表地が張られた面を使用します。
やや高い位置にあるこの足掛はどうやらリクライニング時の座面後方の沈み込みを考慮しているようです。


身障者用1人掛テーブルです。ここだけはインサイドアームテーブルが
そのまま下に方向を向けて収納されています。



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