名古屋鉄道 |
名古屋鉄道 3300/3150系
05/02/26 名鉄岐阜駅にて
3300系が4両、3150系が2両編成の本線向新標準型通勤電車。
車体も300系に続きステンレス車体となり外観のイメージもガラリと変わりましたが、
車内も現在の名鉄の置かれている環境への対応を形にしたもののように思います。
さっぱりというか素気ないというかステンレス車体の輝きだけが写る側面。
名鉄シンボルカラーの赤も細い帯だけとなりました。
行き先方向表示です。見やすさには皆さんの判断が分かれるものかと思います。
早速車内に入っていきます
3300系の車内を中間車の全景から行きましょうか。
床はグレーと汚れに対する配慮の反面、側壁から上はすべてが真っ白にピンクのスタンジョンポールなど
必要に応じた場所、箇所による色の使い分けが明確となっています。
中間車中央はごらんのとおりロングシートが占め、手前の妻部は2列、
奥の名鉄岐阜寄には4列転換腰掛と変則的な配置。
ただし名鉄岐阜寄は両側とも車端部はロングシートとなっています。
隣との車両を繋ぐ貫通扉は最近の新車と同じく下まで大きく窓が取られた豪華な扉。
隣の車両の先端までよく見通せますね。
豊橋寄の妻部の側面の窓は上部が開閉可能な仕様。
ここにあるのがご覧の転換腰掛。基本的な仕様は1000系と変わりませんが、
若干転換時の自重の重さは軽減されているように思います。
反対側にあるのがピンクベースの同柄の表地の転換腰掛。ここが優先席です。
座り心地は若干硬め。特に背ズリが硬く感じられました。また重量軽減かどうかホールド感が感じられないのは残念です。
出入口と転換腰掛を仕切る、仕切り板。この扉がある手前の腰掛足元は狭いんですよねぇ。
この足元を広げるためか、重量軽減のためか足元は切り取られているんですが、必要ないのでは?
名鉄の車両にはあった走行スピードもできるLED式電光表示器が妻壁には廃止されています。
これには驚きました。今まで名鉄ならではの艤装だと思っていましたが、
共通化という目的によるおそらくのコストダウンにそれも影響を受けてしまっています。
ただし号車表示だけはLED表示を残しています。逆にこれはここに必要なのでしょうか?
天井を見上げれればセンターの位置に空調の吹き出し口が顔を覗かせています。
照明は吊革が釣り下がる横棒の上に設けられているのは多分危害防止の意味もあるのでしょう。
側面出入扉です。もちろん化粧板が貼られた美しい造詣は言うことはありません。
ただ今までの車両に対して大きな変化点が見られます。
それはこちら。すっかりと標準設備となった出入扉上のLED式の電光表示器。
この車両では2段の表示が可能となっております。
側面の窓はもちろんユニット。
スタンジョンポールが7人掛腰掛を3+2+2人に区分しています。
腰掛の深い青とピンクの色のコントラストもなかなかのものと思います。
最後に先頭車の運転台付近の様子をどうぞ。運転室とを仕切る壁の窓は、
最近の車両には珍しくあまり大きくなくそれも高い位置。
運転席の真横にあるのが収納式腰掛。身障者で車椅子の方が乗車の際にはこの腰掛を収納することでスペースを確保します。
実際に収納してみました。走行中につかまるための横棒が腰掛に渡されています。
そして固定のためのベルト装置も見えていますね。
ちなみに反対側は普通の2人掛ロングシートが設けられております。
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