名古屋鉄道 |
名古屋鉄道 7000系「パノラマカー」
99/04/25 犬山遊園駅にて
08/11/18 新鵜沼駅にて 7011F(7011+7162+7061+7012)
久しぶりに戻された白帯がきりりと赤地に映えます。
08/11/18 豊明駅にて 7041F(7041+7082+7081+7042)
08/11/18 豊明駅にて 7041F
元特急車(白帯車)
まずは全景。左右にがっしりとした転換腰掛が左右に並び、
その腰掛の表地を中心とした、茶・赤系統の配色がなんともいえぬ雰囲気となっています。
2扉車であることから出入口が少ない分、腰掛も多く長く続いている印象を受けます。
メインとなる転換腰掛です。バケット形状的なラインを持ちますが、
実はこれは装飾的な意味合いの引き込みぐらいで座り心地には特に貢献はしておりません。
真中はストライプ状に黄土色のモケット、その左右が焦げ茶色の表地が目につきます。
背ズリは思ったよりも厚めでどっしりとしており、転換時はちょっと重いくらいですね。
表地が柔らかいのにも起因しているようにも思いますが、
座り心地はソファの感覚でしょうか。ゆったり、という感じがぴったりです。
ヒジ掛側面はどうやらアルミダイキャストのようで、
素材そのままの地肌が出ています。これはこれでいいのかな?
こちらは展望とは逆の車端部の様子。出入口付近には2人掛のソファ腰掛があり、
おくにはなにやら衝立と裏手が気になるところです。
また衝立も奥の貫通扉も化粧色が黄色とかなり奇抜的に思います。
実は昔ここには公衆電話が設置されていました。
また衝立の向こうは簡易的な車掌室となっています。
車掌が使用しない場合はこの折り畳み式腰掛を使用することが可能です。
カバーが掛かった左右の照明と天井から飛び出す空調は時代を感じさせます。
横に長い窓は眺望も良く、さすがはパノラマカーと言えます。
日除けにはカーテンを使用しています。
凸凹飛び出た空調機器はなんともいえず、いまや貴重な存在。
大きな横開き出入扉。オフホワイトの化粧も施され美しく。
こちらは出入口付近にある2人掛腰掛というよりはまさにソファ。
座り心地は転換腰掛に同等ですが、座席高さが低めで側面も仕切板もないことから、
着座する乗客から見て、出入口での乗降中はちょっと落ち着きにくいです。
ヒジ当てまで腰掛と同じ表地が張られているのが特徴的ですね。
一般車
まずは全景。基本配置は上記白帯車に同じですが、腰掛種類が全く違うのと
配色が腰掛表地のグレーに始まり中央通路の朱色以外は暗め。
転換腰掛はバケット形状も無いぺらっとした印象の背・座を持つ腰掛。
ヒジ掛側面はどうやら化粧板を施されているようです。ヒジ当にはソフトレザー。
出入扉は特急車・一般車で同じのようです。
出入口付近にある2人掛腰掛。使い勝手は前述の通り。
車端部ですが衝立が無いのでなんだかすっきりとは見えます。
貫通扉の化粧はオフホワイトでした。
衝立が無い分さらに腰掛が迫ってきているような印象受けます。
車端部にある収納式腰掛。足元も専用のカバーが付きます。
実際にこの席に座る機会は殆どにないでしょうが、座面は底付き感が残ります。
パノラマ席は一段低くなっており、前面は左右も含め一面ガラスで、
最高の眺望となっています。
前面中央に太い柱そして角鏡面のように先頭形状に合わせて窓が続きます。
一段低くなり始めたあたりは天井照明が取れず、このように側面に用意されています。
こちらは白帯車のものですが、名鉄特急ならではのスピードメーターももちろん在り。
床が下がる分だけ生じる段差にはこのような空調口が開いています。
成田山のお守り掲示も在り。
他のページも見てやってください。