大手民鉄

南海電気鉄道 12000系(南海線)「SOUTHERN PREMIUM」



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和歌山市駅にて 11/11/12

プレミアムな1両いかがでしょうか。でもその割に顔が薄く感じるのは・・・。


金属チックな外観にサザンなテープ貼り。色調は寂しい気もしますがすっきりしています。


大阪湾を形どった黄色の海岸にすっと伸びる南海線。ここをプレミアムは走ります。




和歌山市駅にて 2019/07/15撮影


SOUTHERN PREMIUM





それでは早速車内を見ていきましょう


デッキから行きます。基本はこのような配色で簡素なデッキまわりです。
出入扉は標準的な引き戸で床面には警戒色が敷かれています。


デッキ壁面にはこの時はなにもなかったですが冊子置き場が設けられていました。
沿線案内やイベントニュースなどを置くのかな?


ゴミ箱は下部に用意されています。分別回収はしないんですね。


こちらは和歌山寄車両の車椅子対応大型トイレ。
ここだけは通路や空間デザイン上曲線を描いた壁面となっております。
もちろん車椅子も余裕で通れるようにおおきなトイレの引き戸。


車いすの方も手が届く位置に大きな押しやすい開閉ボタン。


トイレを横に進むと左手にはカーテンが見えています。化粧台ですね


意外に無骨な造り方にも見えますが鏡面下の照明効果なのか上質な空間に見えます。
すべてが自動式で蛇口上部は平面となっているので小物も置けます。
ちょっとした化粧直し程度であれば充分な設備かと思います。



さらに進むと両側に出入扉と同じ色の引き戸が見えてきました。


男子用小用トイレ・女性用トイレです。





多目的室はこちらの引き戸から。使用の場合は許可を得て。



収納式踏み台もあります。着替えにどうぞ。


4号車デッキには自動販売機を設置。




客室内はリクライングシートが両側に配置。
オフホワイトの壁面の中清々しい雰囲気を醸し出しています。
そんな中腰掛の表地の青色がより存在感を増していますね。


天井を見上げれば横スリットの入った直接照明。このあたりは低コストを意識。


これがこの車両のウリの一つである某電気メーカー製プラズマクラスター空気清浄器。
レール方向に車内いくつも設置されていてなるほど確かに車内の空気清浄感を非常に感じます。


妻部は変わります。こちらは茶色という色彩を使って引き締めているように思います。
扉上部はLED式電光表示器。こちらはどういうわけか液晶を採用しなかったようです。


出入扉は左右の黒い部分が横にスリットが入り、
真ん中は透かしで向こうが見えるようになっています。


腰掛はフリーストップリクライニング。
公式サイトで腰掛に告知されていたのは下記4項目。

・座席幅を460mmとしゆったりと座れるようにした
・座席背面にAC電源と背面テーブルはビジネスユースに対応
・ヘッドレストを頭部を包みこむような形状とした
・座席肩口に取手を設け車内移動時の安全を確保

腰掛そのものはデザインよりも機能を重視したようなムダのない造り。


背面回転台カバー中央部に電源コンセント、それから関西では珍しいフットレスト。
さらにはドリンクフォルダーと壁面には残りの余白がないほど。



隅用テーブルです。固定ではなく収納タイプとしました。
後述の腰掛背面テーブル同様こちらも収納時は車内案内明示が見えるようになっていました。
下に見えている灰色の四角は電源コンセント。進行方向によってはこのように前に腰掛が
ないため妻部にもコンセントが用意されています。


車両によってはこのように出入扉準備工事のため腰掛横に窓がない箇所があります。



和歌山港よりの1号車には車椅子用スペースが標準で設けられています。
車椅子は妻壁寄りに置いて乗客は腰掛に座って頂くような前提になっているみたいです。


運転台に近づいてみます。




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