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南海電気鉄道 2300系(高野線)
極楽橋駅にて 05/05/01
ひさびさに高野線に投入された新車。特急と同じ赤色が外観色に採用されました。
車両としては2両で1編成としています。
それぞれの編成毎に花の名前を与えられた2300系。さくらです。
こちらははなみづき。
デビューを記念してヘッドマークを掲げていました。
極楽橋駅にて 05/05/01
それでは早速車内を見ていきましょう
運転台方向を見ています。運転台すぐには両側とも転換腰掛が配置されてます。
乗務員室とを仕切る扉がまるで貫通扉のようであるため隣にさも車両があるかのようです。
残念ながら妻窓はやや高い位置で、進行方向の前面展望はちょっと楽しみづらい。
緊急はしごは妻壁に沿って収納箱が設けられておりました。
このため進行方向によっては足元が・・・狭い。
さきほどの転換腰掛と出入扉を仕切る板は木目の化粧板が張られたちょっと意匠に拘る一品。
やや上のほうにある腰当というか尻当ては混雑時にはありがたいものか。
出入扉です。各車両とも共通して千鳥配置にLED式電光表示器が備えられています。
ちょっと意外なのは普通表示器がある部分はあくまで広告枠で、さらにその上にあります。
天井は中央のラインデリアの美しい眺め。照明にもすべてカバーが被っていて見た目にもよし。
出入扉を挟んで横にあるのが車椅子スペースです。
車椅子の方が車両を使用する際はこのように腰掛を跳ね上げた状態で、
収納された座部に取り付けられてある横棒を掴んで車椅子を使用することになります。
収納はおそらく油圧式で座面を開いたあと上に荷重が掛からないと独りでに収納されます。
なお収納状態を解除するためには左手に見えている黒のボタンを押してから座面を押し下げます。
補助腰掛の隣はすぐに転換腰掛が迫っているのですが、もちろんここにも仕切り板は設置。
ただこちらは補助席があるためかやや低い感じで、さらに腰当てもありません。
さて仕切り向こうには転換腰掛が並んでおります。手前方向が極楽橋寄、奥が進行方向なんば寄です。
転換腰掛は進行右手が1人掛腰掛、左手が2人掛腰掛が配置されています。
高野山の観光需要ばかりではなく、なんばからの直接の高野山からの入線も考えられていると
いうことから両側を2人掛転換腰掛を配置すると乗降に時間が掛かると見て
多分このような配置としたのでしょうね。ただ多くは大阪への行き帰りの片輸送が多いので
そんなに乗降に時間が掛かったとしても問題ないかと思うのですが、どうでしょうか。
転換式腰掛の座り心地はやや硬め。JRのそれに近いものがあるかと思います。
腰掛表地には朱色に近い赤、枕カバーをソフトレザー製のピンクとしたことで
どうしても無機質になりがちな最近の車両の車内の雰囲気を和らげていますね。
ヒジ掛には真っ白な化粧カバーを採用。その後の汚れがどうなるか心配ではありますが、
これでより一層表地の暖色を際立たせているのではないでしょうか。
背ズリの取手はさすがにこれで掴みやすいですね。
さて、なんば寄の妻部にあるのがこちらの空間となります。
さきほどの運転台裏の2人掛腰掛とは違ってこちらは1人掛腰掛が両側に配置されています。
手前にはここだけに2人掛ロングシートも用意されております。
貫通扉は車椅子も行き来できるように大きめなものが用意。ただし化粧はされておりません。
ここの1人掛腰掛は固定です。
バケット形状もない至って基本的な2人掛腰掛。
さてこちらの出入扉付近に用意されている仕切りはこのような感じになっています。
消火器は別にあることを考えるとどうも機器収納を考えているようですね。
左右で腰掛の大きさが異なりますので仕切りの大きさも異なります。
ここは足元は問題ないようですね。
窓は横に大きめな採光抜群のものです。
ちょっと寄り道して運転台を見てみましょう。助手席側から写しているのですが、
運転席はここからでは見えません。手前の仕切りは遮光のため?
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