大手民鉄 |
東武鉄道 10030型(10050含む)
04/04/16 小川町駅にて
昭和63年から登場した10000系のマイナーチェンジ車両。
前面をFRPで覆い、外板はビード成型を施しすっきりした仕上げ。
平成4年度からの10050番代の車両では、車椅子スペースの設置なども行っております。
紫の帯以外は確かにすっきりとしたデザイン。
では車内に入りましょう。
まずは中間車一般的な車内の様子です。東武標準のロングシートが両側に展開ですが、
10000型に比べて若干シート幅は広がっているとのこと。
天井を見上げればラインデリアで、空調設備にスイープファンを設けています。
照明もカバーこそないけれども吊革支柱等以外は極力設けてあり、明るい車内。
この車両が登場した時代を感じる、LED電光表示などはない出入扉まわり。
扉自体は化粧板で美しく施されているため、車内を明るくする効果も担っているはずです。
ただし東武独特のこのランプはもちろんありますよ。
側面の2枚窓。完全にユニット化されてますね。
車端部の一部にはこのような車椅子スペースが設けられた車両もあります。
ただ、冬場はヒーターもないし、ちょっと寒いかもしれません。
車両を移って先頭車。中間車とは基本は違いはありませんが、
当然のことながら運転台はあります。運転士側には窓がないのが特徴。
運転台の内部の様子です。折りたたみ式の運転士腰掛、狭めな業務員室ですね。
東武の車両の腰掛を語るのは実は難しいのですが、腰掛そのものよりも、
独特なのは出入扉と腰掛を仕切っている床から壁に伸びる丸パイプ。
混雑時に端に座る乗客が立席者とできるだけ接触することがないような形状ではないでしょうか。
車端部は3人掛。やや群青色の淡い表地の腰掛は優先席です。
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